【市況】東京株式(大引け)=73円安、新型コロナ感染拡大でリスク回避売り優勢に
17日の東京株式市場は前日の米株安などを受け日経平均が続落した。国内外で新型コロナウイルスの感染が広がっていることが嫌気されている。
大引けの日経平均株価は前営業日比73円94銭安の2万2696円42銭と続落。東証1部の売買高概算は9億9971万株、売買代金概算は1兆8023億7000万円。値上がり銘柄数は827、対して値下がり銘柄数は1272、変わらずは72銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避の売り優勢となったが、薄商いのなか大きく下値を試すような展開にもならず、下げ幅は結局100円未満にとどまった。米国では新型コロナの感染者数拡大が一段と勢いを増している状況で、経済活動が再び停止することへの懸念が再浮上しているほか、日本国内でも東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数の最多更新が続いており、これがマーケット心理を冷やしている。新型コロナのワクチン開発に対する期待はあるものの、目先は経済への影響を懸念する思惑から買い手控えムードが強い。日経平均は後場終盤にかけて次第安の展開だが、大きく売り込まれることもなく、引け際に買い戻しが入って下げ渋った。全体売買代金は1兆8000億円台と2兆円を下回り今月6日以来の閑散商いとなった。
【市況】日経平均は続落、コロナ拡大続き弱含み/相場概況
日経平均は続落。16日の米国市場でNYダウは5日ぶりに反落し、135ドル安となった。中国株の大幅下落や労働市場の回復の遅さが嫌気された。一方、新型コロナウイルスワクチン開発への期待は続き、半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)の好決算や強気の設備投資計画も好感され、本日の日経平均は37円高からスタート。ただ、国内外での新型コロナ拡大への懸念は根強く、後場に入ると東京都の新規感染者数が連日で過去最多になったことが伝わり、一転して22643.52円(前日比126.84円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比73.94円安の22696.42円となった。東証1部の売買高は9億9971万株、売買代金は1兆8023億円だった。業種別では、空運業、不動産業、鉄鋼が下落率上位だった。一方、電気・ガス業、医薬品、石油・石炭製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の59%、対して値上がり銘柄は38%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、日米で新型コロナの感染者数増加を警戒 (7月17日)
1.日経平均は続落、米株安など受けリスク回避の売り
2.日米で新型コロナ感染者数の増加が目立ち市場心理悪化
3.ワクチン開発への期待も経済停滞への警戒感が勝る状況
4.下値を売り込む動きも限定的、終盤買い戻しで下げ渋る
5.全般手控えムードで、売買代金は2兆円下回る閑散商い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比135ドル安と5日ぶりに反落した。新規失業保険申請件数が130万件となり、市場予想ほど減少しなかったことで雇用回復の鈍化を懸念した売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株安などを受け日経平均株価が続落した。国内外で新型コロナウイルスの感染が広がっていることが嫌気されている。
17日の東京市場は、リスク回避の売り優勢となったが、薄商いのなか大きく下値を試すような展開にもならず、下げ幅は結局100円未満にとどまった。米国では新型コロナの感染者数拡大が一段と勢いを増している状況で、経済活動が再び停止することへの懸念が再浮上しているほか、日本国内でも東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数の最多更新が続いており、これがマーケット心理を冷やしている。新型コロナのワクチン開発に対する期待はあるものの、目先は経済への影響を懸念する思惑から買い手控えムードが強い。日経平均は後場終盤にかけて次第安の展開だが、大きく売り込まれることもなく、引け際に買い戻しが入って下げ渋った。東証1部の売買代金は1兆8000億円台と2兆円を下回り今月6日以来の閑散商いとなった。
日経平均・・・22696.42円 -73.94円
TOPIX・・・1573.85円 -5.21円
JPX日経400・・・14192.86円 -46.95円
日経JASDAQ・・・3420.76円 -4.91円
東証マザーズ・・・985.06円 -15.88円
米ドル円・・・107.16円 0.21円
ユーロ/円・・・122.44円 0.44円
NYダウ・・・26734.71円 -135.39円
NASDAQ・・・10473.82円 -76.66円
上海総合・・・3214.12円 4.03円
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