【市況】東京株式(大引け)=358円高、新型コロナ警戒もリスク選好ムード変わらず
15日の東京株式市場は前日の米株高などを受けリスクを取る動きが強まり、日経平均株価は大きく切り返し、2万3000円大台を目前に捉えた。
大引けの日経平均株価は前営業日比358円49銭高の2万2945円50銭と急反発。東証1部の売買高概算は12億4571万株、売買代金概算は2兆2092億3000万円。値上がり銘柄数は1860、対して値下がり銘柄数は260、変わらずは51銘柄だった。
きょうの東京市場は新型コロナウイルス感染症の広がりが警戒されるなかも、前日の米国株市場でNYダウが大幅続伸したことを受けリスク選好の流れとなった。日銀の金融政策決定会合では大規模金融緩和策の維持を決め、相場は織り込み済みであったとはいえ、市場に買い安心感を与え後場は日経平均が次第に上げ幅を拡大する展開となった。取引時間中は中国・上海株が寄り後に軟化するなどアジア株市場は高安まちまちだったものの、米バイオ企業による新型コロナのワクチン開発に対する期待などを背景に継続的な買いが入り、全体相場を押し上げた。「香港国家安全維持法」に絡む米中関係の先鋭化もこれを嫌気する売り圧力は限定的だった。売買代金は今一つ盛り上がりを欠いたものの東証1部の86%の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。
【市況】日経平均は反発、コロナワクチン期待で300円超高/相場概況
日経平均は反発。14日の米国市場でNYダウは大幅に3日続伸し、556ドル高となった。新型コロナウイルスワクチン開発への期待とともに、大規模な経済・金融支援策が長期にわたって維持されるとの期待が高まった。取引終了後にはモデルナの開発する新型コロナワクチンが治験で良好な結果を示したことが伝わり、本日の日経平均は230円高からスタートすると上げ幅を広げる展開となった。中国株安を受けて後場の寄り付きで上げ幅を縮めたが、その後22965.56円(前日比378.55円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比358.49円高の22945.50円となった。終値としては6月10日以来、およそ1カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は12億4571万株、売買代金は2兆2092億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、鉱業、鉄鋼、機械、不動産業、卸売業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の86%、対して値下がり銘柄は12%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 大幅反発、コロナワクチン開発期待から買い優勢 (7月15日)
1.日経平均は大幅反発、米株高受けリスクオンの展開に
2.新型コロナ警戒もワクチン開発などへの期待から買い優勢
3.米中関係悪化は織り込み済み、上海株軟化も影響は限定的
4.日経平均は後場一貫して買われ、2万3000円台が目前に
5.売買代金は今一つも、86%の銘柄が上昇する強い地合い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比556ドル高と3日続伸した。新型コロナウイルスに対するワクチン開発への期待から景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米株高などを受けリスクを取る動きが強まり、日経平均株価は大きく切り返し、2万3000円大台を目前に捉えた。
15日の東京市場は、新型コロナウイルス感染症の広がりが警戒されるなかも、前日の米国株市場でNYダウが大幅続伸したことを受けリスク選好の流れとなった。日銀の金融政策決定会合では大規模金融緩和策の維持を決め、相場は織り込み済みであったとはいえ、市場に買い安心感を与え後場は日経平均が次第に上げ幅を拡大する展開となった。取引時間中は中国・上海株が寄り後に軟化するなどアジア株市場は高安まちまちだったものの、米バイオ企業による新型コロナのワクチン開発に対する期待などを背景に継続的な買いが入り、全体相場を押し上げた。「香港国家安全維持法」に絡む米中関係の先鋭化もこれを嫌気する売り圧力は限定的だった。売買代金は今一つ盛り上がりを欠いたものの東証1部の86%の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。
日経平均・・・22945.5円 358.49円
TOPIX・・・1589.51円 24.36円
JPX日経400・・・14341.69円 221.84円
日経JASDAQ・・・3433.51円 19.94円
東証マザーズ・・・1017.12円 19.71円
米ドル円・・・106.87円 -0.39円
ユーロ/円・・・122.25円 0.71円
NYダウ・・・26642.59円 556.79円
NASDAQ・・・10488.57円 97.73円
上海総合・・・3361.3円 -53.31円
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