【市況】東京株式(大引け)=197円安、ナスダック安やアジア株安背景に利食い優勢
14日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に売りがかさむ展開となった。日経平均株価が前日の大幅高に買われた反動で終始利益確定の動きが優勢だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比197円73銭安の2万2587円01銭と反落。東証1部の売買高概算は10億9642万株、売買代金概算は1兆9778億3000万円。値上がり銘柄数は814、対して値下がり銘柄数は1263、変わらずは94銘柄だった。
きょうの東京市場は前日の反動もあって利食い優勢の地合いを強いられた。前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が大幅反落したことやフィラデルフィア半導体株指数が下げたことで、東京市場でも半導体関連株などをはじめ広範囲に売り圧力が表面化した。米国で新型コロナ感染拡大が続いていることで経済回復が遅れることへの懸念、また米中対立への警戒感もくすぶり買い手控えムードが強い。アジア株安も重荷となった。今週は日銀やECBの金融政策会合や米中の重要経済指標発表が集中することもあって、これを見極めたいとの思惑も働いている。セクター別には安い業種が多いなか不動産株が高かった。全般材料不足のなかで買い気も盛り上がらず、全体売買代金はわずかながら2兆円に届かなかった。
【市況】日経平均は反落、米ハイテク株安や中国株安が重し/相場概況
日経平均は反落。13日の米国市場でNYダウは小幅に続伸し、10ドル高となった。新型コロナウイルスワクチンの開発進展が期待されたものの、ハイテク株に売りが出て急速に伸び悩んだ。カリフォルニア州が一部店舗等の閉鎖を指示したことも投資家心理を冷やした。前日に500円近く上昇した日経平均だが、本日は売りが先行して152円安からスタート。その後軟調もみ合いが続いたが、米中対立への懸念などから中国を中心としたアジア株が軟調で、後場に入ると22538.78円(前日比245.96円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比197.73円安の22587.01円となった。東証1部の売買高は10億9642万株、売買代金は1兆9778億円だった。業種別では、水産・農林業、空運業、陸運業が下落率上位だった。一方、不動産業、保険業、証券が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の58%、対して値上がり銘柄は37%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、前日の反動やアジア株安で利益確定売り優勢 (7月14日)
1.日経平均は反落、前日の反動で利益確定売り優勢に
2.ナスダックの大幅安やアジア株安も投資家心理を冷やす
3.新型コロナ感染拡大で米経済活動停滞への懸念が再浮上
4.日銀やECBの金融政策会合、米中経済指標の発表待ち
5.買い気盛り上がらず、全体売買代金は2兆円台割り込む
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比10ドル高と続伸した。新型コロナ治療薬の開発期待で買い先行も、引けにかけハイテク株の利益確定と思われる売りで伸び悩んだ。
東京市場では、主力株をはじめ広範囲に売りがかさむ展開となった。日経平均株価が前日の大幅高に買われた反動で終始利益確定の動きが優勢だった。
14日の東京市場は、前日の反動もあって利食い優勢の地合いを強いられた。前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が大幅反落したことやフィラデルフィア半導体株指数が下げたことで、東京市場でも半導体関連株などをはじめ広範囲に売り圧力が表面化した。米国で新型コロナ感染拡大が続いていることで経済回復が遅れることへの懸念、また米中対立への警戒感もくすぶり買い手控えムードが強い。アジア株安も重荷となった。今週は日銀やECBの金融政策会合や米中の重要経済指標発表が集中することもあって、これを見極めたいとの思惑も働いている。セクター別には安い業種が多いなか不動産株が高かった。全般材料不足のなかで買い気も盛り上がらず、東証1部の売買代金はわずかながら2兆円に届かなかった。
日経平均・・・22587.01円 -197.73円
TOPIX・・・1565.15円 -7.87円
JPX日経400・・・14119.85円 -72.12円
日経JASDAQ・・・3413.57円 -12.14円
東証マザーズ・・・997.41円 -15.94円
米ドル円・・・107.35円 0.37円
ユーロ/円・・・122.15円 1.07円
NYダウ・・・26085.8円 10.5円
NASDAQ・・・10390.84円 -226.6円
上海総合・・・3414.61円 -28.66円
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