【市況】東京株式(大引け)=41円安、新型コロナ感染拡大懸念で買い手控え
週明け22日の東京株式市場は、前週末の米国株市場の地合いを引き継いでやや売り優勢の展開。日経平均は朝安後にプラス圏に切り返したが、後場再び軟化した。
大引けの日経平均株価は前営業日比41円52銭安の2万2437円27銭と反落。東証1部の売買高概算は9億3621万株、売買代金概算は1兆6539億4000万円。値上がり銘柄数は913、対して値下がり銘柄数は1150、変わらずは103銘柄だった。
きょうの東京市場は手掛かり材料難で買い手控えムードが強かった。前週末の米国株市場ではNYダウが200ドルあまりの下落で3日続落、新型コロナウイルス感染拡大を受けて景気回復期待が後退し、日経平均も朝方はこの影響を受けて120円あまり安く始まった。しかし、国内経済の再開期待から下値では押し目買いが入り、前引け時点では小幅プラス圏で着地。アジア株は高安まちまちだったが、ザラ場中は為替の円高に歯止めがかかったことが安心感につながった。後場に入ると売り物薄のなか上げ幅を拡大してスタートしたが、買いの勢いは続かなかった。業種別では医薬品が高い一方、陸運や空運株に売りが目立った。売買代金は低水準で1兆6000億円台にとどまり、約2カ月ぶりの低水準。
【市況】日経平均は小幅反落、薄商いで方向感乏しく/相場概況
日経平均は小幅反落。19日の米国市場でNYダウは3日続落し、208ドル安となった。フロリダ州やカリフォルニア州などの新型コロナウイルス感染者数が連日で急増したと伝わり、下落に転じた。国内でも東京都の新規感染者数が連日30人を超えており、週明けの日経平均は感染再拡大への懸念から125円安でスタート。寄り付き後は経済活動再開の進展や財政・金融政策による下支えが意識されて底堅く推移し、NYダウ先物の時間外取引での上昇とともにプラスへ転じる場面があったものの、上値も重く伸び悩んだ。
大引けの日経平均は前週末比41.52円安の22437.27円となった。東証1部の売買高は9億3621万株、売買代金は1兆6539億円と4月13日以来の低水準だった。業種別では、陸運業、空運業、その他製品が下落率上位だった。一方、医薬品、繊維製品、情報・通信業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は42%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、新型コロナ感染拡大懸念で買い手控え (6月22日)
1.日経平均は反落、前週末のNYダウ下落で買い手控え
2.米国株市場では新型コロナ感染拡大を再び警戒する局面に
3.朝安後に切り返し、後場一段高となるも後半は息切れ模様
4.医薬品株が買われる一方、陸運、空運株などに売り目立つ
5.全体売買代金は1兆6000億円台と約2ヵ月ぶり低水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比208ドル安と3日続落した。アリゾナ州とフロリダ州で新型コロナウイルスの感染者数が大きく増加するなか、「第2波」への警戒感が拡大した。
週明けの東京市場では、前週末の米国株市場の地合いを引き継いでやや売り優勢の展開。日経平均株価は朝安後にプラス圏に切り返したが、後場再び軟化した。
22日の東京市場は、手掛かり材料難で買い手控えムードが強かった。前週末の米国株市場ではNYダウが200ドルあまりの下落で3日続落、新型コロナウイルス感染拡大を受けて景気回復期待が後退し、日経平均も朝方はこの影響を受けて120円あまり安く始まった。しかし、国内経済の再開期待から下値では押し目買いが入り、前引け時点では小幅プラス圏で着地。アジア株は高安まちまちだったが、ザラ場中は為替の円高に歯止めがかかったことが安心感につながった。後場に入ると売り物薄のなか上げ幅を拡大してスタートしたが、買いの勢いは続かなかった。業種別では医薬品が高い一方、陸運や空運株に売りが目立った。東証1部の売買代金は1兆6000億円台にとどまり、約2ヵ月ぶりの低水準。
日経平均・・・22437.27円 -41.52円
TOPIX・・・1579.09円 -3.71円
JPX日経400・・・14227.29円 -36.3円
日経JASDAQ・・・3504.24円 12.75円
東証マザーズ・・・1056.47円 13.39円
米ドル円・・・106.89円 -0.07円
ユーロ/円・・・119.93円 0円
NYダウ・・・25871.46円 -208.64円
NASDAQ・・・9946.12円 3.07円
上海総合・・・2965.27円 -2.36円
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