【市況】東京株式(大引け)=100円安と続落、為替の円高進行などを警戒
18日の東京株式市場で日経平均株価は続落。為替の円高が進行するなか利益確定売りが優勢となった。
大引けの日経平均株価は前日比100円30銭安の2万2355円46銭。東証1部の売買高概算は11億1122万株。売買代金概算は2兆90億8800万円となった。値上がり銘柄数は890と全体の約41%、値下がり銘柄数は1164、変わらずは113銘柄だった。
17日の米株式市場では、新型コロナウイルス感染拡大「第2波」への警戒感からNYダウが4日ぶりに反落。北朝鮮を巡る緊張の高まりもあり、為替は1ドル=106円80銭台への円高が進行した。こうしたなか、この日の日経平均株価は売り先行で一時、前日比300円を超える下落となる場面があった。ただ、日銀のETF買いに対する期待もあり後場に入り下げ幅を縮小した。東証マザーズや日経ジャスダック平均はともに3日続伸となるなど、中小型株への買いは続いた。
【市況】日経平均は続落、新型コロナ第2波や地政学リスクが重しに/相場概況
日経平均は続落した。ダウ平均が下落した米国株式相場を受けた東京株式市場は、売りが先行。新型コロナウイルス感染再拡大懸念や、朝鮮半島の地政学リスクの高まりなどの警戒材料に加え、リスクオンムードの後退で、朝方に一時1ドル=106円70銭台と、為替が昨日の安値から円高・ドル安に振れたことも株式市場の買い手控え要因となった。前場中頃からは日経平均は一段安となり、一時330円安まで下げ幅を広げる場面があった。米国で昨日、中国の少数民族ウイグル族への弾圧に関与した中国当局者への制裁が可能となるウイグル人権法が成立し、米中対立がさらに激化するのではとの警戒感を指摘する向きもあった。ただ、後場は日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑や、米中外交トップによるハワイ会談が行われたことでやや安心感が広がり、下げ幅を縮小していった。
大引けの日経平均は前日比100.30円安の22355.46円となった。東証1部の売買高は11億1122万株、売買代金は2兆0090億円だった。セクター別では、空運業、鉱業、石油・石炭製品、不動産業、ゴム製品、輸送用機器などが下落率上位。一方、海運業、その他製品、情報・通信業、パルプ・紙などが上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の41%、対して値下がり銘柄は53%であった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、円高進行や地政学リスクを警戒し売り優勢 (6月18日)
1.日経平均は前日比100円安と続落、一時300円を超す下落に
2.6日のNYダウは新型コロナ「第2波」への警戒から軟調に推移
3.1ドル=106円70銭台へ円高進行、北朝鮮など地政学リスクも警戒
4.個別株物色で任天堂が5万円乗せ、中外薬は上場来高値を更新
5.東証マザーズやジャスダック指数は3日続伸と中小型株人気は継続
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比170ドル安と4日ぶりに反落した。新型コロナウイルス感染第2波への警戒感から空運や銀行株などが売られた。
東京市場では、日経平均株価は続落。為替の円高が進行するなか利益確定売りが優勢となった。
17日の米株式市場では、新型コロナウイルス感染拡大「第2波」への警戒感からNYダウが4日ぶりに反落。北朝鮮を巡る緊張の高まりもあり、為替は1ドル=106円80銭台への円高が進行した。こうしたなか、この日の日経平均は売り先行で一時、前日比300円を超える下落となる場面があった。ただ、日銀のETF買いに対する期待もあり後場に入り下げ幅を縮小した。東証マザーズや日経ジャスダック平均はともに3日続伸となるなど、中小型株への買いは続いた。
日経平均・・・22355.46円 -100.3円
TOPIX・・・1583.09円 -4円
JPX日経400・・・14261.28円 -41.23円
日経JASDAQ・・・3476.24円 7.86円
東証マザーズ・・・1033.1円 10.54円
米ドル円・・・107.05円 -0.29円
ユーロ/円・・・120.44円 -0.48円
NYダウ・・・26119.61円 -170.37円
NASDAQ・・・9910.53円 14.66円
上海総合・・・2939.31円 3.44円
0コメント