【市況】東京株式(大引け)=126円安、地政学リスクや新型コロナ感染第2波を警戒
17日の東京株式市場は朝方から売り優勢の展開となり日経平均株価は反落。前日に先物主導で1000円超の上昇をみせた反動が出た。
大引けの日経平均株価は前営業日比126円45銭安の2万2455円76銭と反落。東証1部の売買高概算は11億7698万株、売買代金概算は2兆1759億2000万円。値上がり銘柄数は869、対して値下がり銘柄数は1222、変わらずは77銘柄だった。
きょうの東京市場は買い手控えムードのなか日経平均は下値を試す動きとなった。前日の米国株市場ではNYダウが5月小売売上高が過去最高の伸びを記録したことなどを好感して500ドル超上昇したが、東京市場はそれに先立って前日に急反騰をみせていたこともあり、目先利益確定の動きが出て上値を重くした。北朝鮮が同国南西部に設置されている南北共同連絡事務所を爆破したことなどで地政学リスクも意識され、主力株中心にリスク回避の売り圧力が強まった。米国や中国での新型コロナウイルス感染第2波に対する警戒感も市場マインドを冷やす格好に。一時日経平均は260円あまり下げる場面もあったがその後は押し目買いが入り、中小型株で個別に人気を集める銘柄が相次いだこともあって下げ渋る展開となった。売買代金は2兆2000億円を下回るなど盛り上がりを欠いている。
【市況】日経平均は反落、利益確定売り優勢で軟調もみ合い/相場概況
日経平均は反落。16日の米国市場でNYダウは大幅に3日続伸し、526ドル高となった。5月小売売上高が過去最大の伸びを記録したうえ、トランプ政権が1兆ドル規模のインフラ支出を検討していると報じられ、好感した買いが入った。ただ、日経平均は前日に米株高を見越して1000円超上昇していたため、本日は利益確定売り優勢で65円安からスタート。朝方に一時22318.07円(前日比264.14円安)まで下落したが、その後はNYダウ先物の時間外取引での動向などを睨みつつ、マイナス圏でもみ合う展開となった。
大引けの日経平均は前日比126.45円安の22455.76円となった。東証1部の売買高は11億7698万株、売買代金は2兆1759億円だった。業種別では、空運業、陸運業、繊維製品が下落率上位だった。一方、情報・通信業、精密機器、その他製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の56%、対して値上がり銘柄は40%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、感染第2波や北朝鮮リスクで売り優勢 (6月17日)
1.日経平均は反落、米株上値追い継続も前日急騰の反動で売り優勢に
2.5月の米小売売上高の回復顕著も北朝鮮絡みの地政学リスクを嫌気
3.米国や中国での感染第2波に対する警戒感が市場心理を冷やす展開
4.日経平均は売り一巡後押し目買いで下げ渋る、中小型株を個別物色
5.売買代金は2兆2000億円を下回り、全体的に買い手控えムード
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比526ドル高と3日続伸した。トランプ政権が1兆ドル規模のインフラ支出を検討していると報じられたことが好感され買いが優勢となった。
東京市場では、朝方から売り優勢の展開となり日経平均株価は反落。前日に先物主導で1000円超の上昇をみせた反動が出た。
17日の東京市場は、買い手控えムードのなか日経平均は下値を試す動きとなった。前日の米国株市場ではNYダウが5月小売売上高が過去最高の伸びを記録したことなどを好感して500ドル超上昇したが、東京市場はそれに先立って前日に急反騰をみせていたこともあり、目先利益確定の動きが出て上値を重くした。北朝鮮が同国南西部に設置されている南北共同連絡事務所を爆破したことなどで地政学リスクも意識され、主力株中心にリスク回避の売り圧力が強まった。米国や中国での新型コロナウイルス感染第2波に対する警戒感も市場マインドを冷やす格好に。一時日経平均は260円あまり下げる場面もあったがその後は押し目買いが入り、中小型株で個別に人気を集める銘柄が相次いだこともあって下げ渋る展開となった。東証1部の売買代金は2兆2000億円を下回るなど盛り上がりを欠いている。
日経平均・・・22455.76円 -126.45円
TOPIX・・・1587.09円 -6.36円
JPX日経400・・・14302.51円 -64.56円
日経JASDAQ・・・3468.38円 25.69円
東証マザーズ・・・1022.56円 21.28円
米ドル円・・・107.37円 0.05円
ユーロ/円・・・120.75円 -0.76円
NYダウ・・・26289.98円 526.82円
NASDAQ・・・9895.86円 169.84円
上海総合・・・2935.87円 4.12円
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