【市況】東京株式(大引け)=388円安、原油暴落と北朝鮮リスクを嫌気し大幅続落
21日の東京株式市場はリスク回避の売り優勢となり、日経平均は後場寄り早々に崩れ足となり、一時450円を超える下げをみせる場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比388円34銭安の1万9280円78銭と続落。東証1部の売買高概算は12億8009万株、売買代金概算は2兆1474億6000万円。値上がり銘柄数は552、対して値下がり銘柄数は1554、変わらずは62銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の原油市況の暴落と米株安を受けリスクオフの流れが波及し、主力株をはじめ広範囲に売りが出た。前日にWTI原油先物の期近物が史上初のマイナス圏に沈み、マーケット心理を大幅に悪化させている。後場に入ると下げ幅を一気に広げる場面があった。日銀のETF買いに対する期待はあったものの、北朝鮮の金正恩委員長が手術を受け容態について重体と伝わったことが、有事リスクを意識させ売りを助長した。外国為替市場ではドル安・円高方向に振れたほか、中国や香港株市場などアジア株が総じて売られたこともネガティブに作用した。東証1部の7割を超える銘柄が値を下げた。全体売買代金は2兆円は上回ったものの低調商いが続いている。
【市況】日経平均は続落、原油急落や海外情勢に懸念/相場概況
日経平均は続落。20日の米国市場でNYダウは3日ぶりに大幅反落し、592ドル安となった。中小企業への追加支援策を巡る与野党協議の難航に加え、原油先物価格が史上初めてマイナスとなったことがネガティブ視された。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで189円安からスタート。朝方の売りが一巡すると下げ渋る場面もあったが、北朝鮮の金正恩委員長が重体との報道やトランプ米大統領が移民入国を一時停止すると表明したことが伝わり、後場に入り一時19193.22円(前日比475.90円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比388.34円安の19280.78円となった。東証1部の売買高は12億8009万株、売買代金は2兆1474億円だった。業種別では、サービス業、鉄鋼、金属製品が下落率上位だった。一方、水産・農林業、証券、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は25%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、原油急落や北朝鮮リスクで売り継続 (4月21日)
1.日経平均は大幅続落、一時450円超の下げをみせる場面も
2.WTI原油先物価格が史上初のマイナス圏に沈み市場心理悪化
3.北朝鮮の金正恩委員長の重体との報道受け、後場下げ幅拡大
4.中国や香港市場はじめアジア株軒並み安も嫌気される展開に
5.東証1部の7割を超える銘柄が下落、売買代金も低調が続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比592ドル安と3日ぶりに反落した。原油先物が史上初のマイナス圏に急落したことが嫌気されたほか、企業決算の先行きへの不安感が高まった。
東京市場では、リスク回避の売り優勢となり、日経平均株価は後場寄り早々に崩れ足となり、一時450円を超える下げをみせる場面もあった。
21日の東京市場は、前日の原油市況の暴落と米株安を受けリスクオフの流れが波及し、主力株をはじめ広範囲に売りが出た。前日にWTI原油先物の期近物が史上初のマイナス圏に沈み、マーケット心理を大幅に悪化させている。後場に入ると下げ幅を一気に広げる場面があった。日銀のETF買いに対する期待はあったものの、北朝鮮の金正恩委員長が手術を受け容態について重体と伝わったことが、有事リスクを意識させ売りを助長した。外国為替市場ではドル安・円高方向に振れたほか、中国や香港株市場などアジア株が総じて売られたこともネガティブに作用した。東証1部の7割を超える銘柄が値を下げた。売買代金は2兆円は上回ったものの低調商いが続いている。
日経平均・・・19280.78円 -388.34円
TOPIX・・・1415.89円 -16.52円
JPX日経400・・・12699.47円 -151.87円
日経JASDAQ・・・3076.55円 -45.21円
東証マザーズ・・・729.86円 -31.64円
米ドル円・・・107.44円 -0.25円
ユーロ/円・・・116.35円 -0.68円
NYダウ・・・23650.44円 -592.05円
NASDAQ・・・8560.72円 -89.41円
上海総合・・・2827.01円 -25.53円
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