【市況】東京株式(大引け)=142円安、米株安と原油安嫌気して3日続落
22日の東京株式市場は日経平均が下値模索の展開を続け、一時1万9000円大台を割り込む場面があった。ただ、後場後半は押し目買いが入り下げ渋った。
大引けの日経平均株価は前営業日比142円83銭安の1万9137円95銭と3日続落。東証1部の売買高概算は12億4729万株、売買代金概算は2兆829億5000万円。値上がり銘柄数は496、対して値下がり銘柄数は1629、変わらずは43銘柄だった。
きょうは前日の米株安や原油市況の下落を背景に引き続きリスク回避ムードの強い地合いだった。WTI原油先物価格は期近となった6月物も大きく下げるなど軟調を極めている。そうしたなか、企業の決算発表本格化を前に、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業業績への影響を懸念する形で売りが優勢となった。日経平均は一時1万9000円台を割り込んで推移する時間帯もあった。後場に入るとアジア株が切り返す展開となり、日銀のETF買いへの思惑なども背景に押し目買いの動きが出て、引けにかけ日経平均は下げ幅を縮小した。ただ値下がり銘柄数は前日を上回り1600を超えた。全体売買代金は2兆円台はかろうじてキープしたものの前日の水準を下回るなど低調だった。
【市況】日経平均は3日続落、原油急落続き一時19000円割れも/相場概況
日経平均は3日続落。21日の米国市場でNYダウは大幅に続落し、631ドル安となった。原油先物相場の連日の急落などが嫌気され、ハイテク株を中心に売りが広がった。本日の日経平均もこうした流れを引き継ぎ171円安からスタートすると、朝方には一時18858.25円(前日比422.53円安)まで下落。その後19000円を挟みもみ合う展開となったが、アジア株が底堅く推移したことや日銀による上場投資信託(ETF)買い観測が支えとなり、引けにかけてやや下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比142.83円安の19137.95円となった。東証1部の売買高は12億4729万株、売買代金は2兆0829億円だった。業種別では、空運業、石油・石炭製品、鉱業が下落率上位だった。一方、パルプ・紙、その他製品、医薬品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の75%、対して値上がり銘柄は23%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米株安や原油急落で下値模索の展開 (4月22日)
1.日経平均は下値模索の展開続く、米株安受け3日続落
2.WTI原油は期近となった6月物も急落し市場心理悪化
3.新型コロナの企業業績への影響を懸念する売りが続く
4.後半は日銀ETF買いの思惑とアジア株反転で下げ渋る
5.値下がり銘柄数は1600超と多く、売買代金も低調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比631ドル安と続落した。原油相場の下落が嫌気されたほか、マイクロソフトやインテルなど主力ハイテク株に利益確定の売りが膨らんだ。
東京市場では、日経平均株価が下値模索の展開を続け、一時1万9000円大台を割り込む場面があった。ただ、後場後半は押し目買いが入り下げ渋った。
22日の東京市場は、前日の米株安や原油市況の下落を背景に引き続きリスク回避ムードの強い地合いだった。WTI原油先物価格は期近となった6月物も大きく下げるなど軟調を極めている。そうしたなか、企業の決算発表本格化を前に、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業業績への影響を懸念する形で売りが優勢となった。日経平均は一時1万9000円台を割り込んで推移する時間帯もあった。後場に入るとアジア株が切り返す展開となり、日銀のETF買いへの思惑なども背景に押し目買いの動きが出て、引けにかけ日経平均は下げ幅を縮小した。ただ東証1部の値下がり銘柄数は前日を上回り1600を超えた。売買代金は2兆円台はかろうじてキープしたものの前日の水準を下回るなど低調だった。
日経平均・・・19137.95円 -142.83円
TOPIX・・・1406.9円 -8.99円
JPX日経400・・・12625.15円 -74.32円
日経JASDAQ・・・3047.07円 -29.48円
東証マザーズ・・・715.3円 -14.56円
米ドル円・・・107.7円 0.32円
ユーロ/円・・・116.96円 0.67円
NYダウ・・・23018.88円 -631.56円
NASDAQ・・・8263.22円 -297.49円
上海総合・・・2843.98円 16.96円
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