【市況】東京株式(大引け)=228円安、米株高も薄商いのなか利食いに押される
週明け20日の東京株式市場は前週末の反動もあって日経平均が下値を探る展開となり、1万9600円台で引けた。ただ、中小型株は値上がりする銘柄が多かった。
大引けの日経平均株価は前週末比228円14銭安の1万9669円12銭と反落。東証1部の売買高概算は10億6542万株、売買代金概算は1兆9656億7000万円。値上がり銘柄数は1060、対して値下がり銘柄数は1035、変わらずは73銘柄だった。
きょうの東京市場は、主力株に利益確定の動きが目立った。トランプ米大統領が経済活動再開に向けた指針を明らかにしたことなどを好感し、前週末の米国株市場でNYダウが700ドル強の急騰をみせたが、東京市場では米株市場に先立って日経平均を大幅上昇させていたこともあって、上値が重かった。米国では新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化しているとの観測が出ているものの、日本では緊急事態宣言の効果を確認するには時期尚早との見方が強く、買い手控え感もぬぐえない。日銀のETF買いが見送られたとの観測で、後場寄り軟化する場面も。ただ、全体指数と連動しない中小型株には買われる銘柄も多く、前後場を通じて値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗、結局わずかながら値上がり数が上回った。売買代金は低調で2兆円に届かなかった。
【市況】日経平均は反落、利益確定売り先行で軟調もみ合い/相場概況
日経平均は反落。17日の米国市場でNYダウは続伸し、704ドル高となった。経済活動の再開や新型コロナウイルス治療薬の開発への期待が高まった。しかし、日経平均は前週末にこうした動きを先取りし600円超上昇していたことから、本日は利益確定売り優勢で207円安からスタート。朝方の売り一巡後は底堅さも見せたが、国内の新型コロナ感染者数の推移を見極めたいとの思惑が強かったうえ、日銀による上場投資信託(ETF)買い実施も見送られたとみられており、寄り付き後の日経平均は軟調もみ合いとなった。
大引けの日経平均は前週末比228.14円安の19669.12円となった。東証1部の売買高は10億6542万株、売買代金は1兆9656億円だった。業種別では、精密機器、保険業、その他製品が下落率上位だった。一方、証券、銀行業、その他金融業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の48%、対して値上がり銘柄は49%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、前週末大幅高の反動で利益確定売り優勢 (4月20日)
1.日経平均は反落、前週末大幅高の反動で利益確定売り優勢に
2.トランプ大統領の経済再開への指針発表も既に織り込み済み
3.国内は緊急事態宣言の効果確認にまだ時間を要するとの見方
4.日銀ETF買いの見送り観測もマーケット心理を冷やす材料に
5.中小型株に買い目立ち、値上がり銘柄数が値下がりを上回る
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比704ドル高と大幅続伸した。米経済活動の再開や新型コロナ治療薬への期待感が高まり買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、前週末の反動もあって日経平均株価が下値を探る展開となり、1万9600円台で引けた。ただ、中小型株は値上がりする銘柄が多かった。
20日の東京市場は、主力株に利益確定の動きが目立った。トランプ米大統領が経済活動再開に向けた指針を明らかにしたことなどを好感し、前週末の米国株市場でNYダウが700ドル強の急騰をみせたが、東京市場では米株市場に先立って日経平均を大幅上昇させていたこともあって、上値が重かった。米国では新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化しているとの観測が出ているものの、日本では緊急事態宣言の効果を確認するには時期尚早との見方が強く、買い手控え感もぬぐえない。日銀のETF買いが見送られたとの観測で、後場寄り軟化する場面も。ただ、全体指数と連動しない中小型株には買われる銘柄も多く、前後場を通じて東証1部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗、結局わずかながら値上がり数が上回った。売買代金は低調で2兆円に届かなかった。
日経平均・・・19669.12円 -228.14円
TOPIX・・・1432.41円 -10.13円
JPX日経400・・・12851.34円 -108.47円
日経JASDAQ・・・3121.76円 26.07円
東証マザーズ・・・761.5円 22.59円
米ドル円・・・107.77円 -0.02円
ユーロ/円・・・116.99円 0.27円
NYダウ・・・24242.49円 704.81円
NASDAQ・・・8650.14円 117.77円
上海総合・・・2852.55円 14.05円
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