【市況】東京株式(大引け)=259円安、米経済指標の落ち込みを嫌気し続落
16日の東京株式市場は日経平均が前日に続き売り優勢の展開で一時1万9100円台まで下押したがその後は下げ渋った。値上がり銘柄数が多かった。
大引けの日経平均株価は前営業日比259円89銭安の1万9290円20銭と続落。東証1部の売買高概算は12億9859万株、売買代金概算は2兆2102億円。値上がり銘柄数は1587、対して値下がり銘柄数は534、変わらずは48銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場で経済指標の急激な落ち込みを嫌気して、NYダウなど主要株指数が大幅安となったことを受け、東京市場でもリスク回避ムードのなか日経平均は続落を余儀なくされた。決算発表本格化を前に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業業績への影響を懸念するムードが上値を押さえたが、為替が円安方向に振れたことや日銀のETF買いなどに対する期待で後半は下げ渋った。また、大型株が売られる一方、中小型のテーマ材料株には上値を追うものも目立った。全体売買代金は2兆2000億円強にとどまり盛り上がりを欠いたが、値上がり銘柄数は1600近くに達し、値下がり銘柄数を大幅に上回った。
【市況】日経平均は大幅に続落、米経済指標の悪化受けて売り優勢/相場概況
日経平均は大幅に続落。前日の米国市場では主要3指数は揃って大きく下落。大手金融企業の1-3月期決算で収益悪化が鮮明となり売りが先行。原油安に加え、新型コロナウイルスによる経済封鎖の影響で、3月小売売上高や4月NY連銀製造業景況指数が記録的な落ち込みとなったことが売りに拍車をかけた。こうした流れから、昨日は小幅調整で留まった日経平均も本日は大幅な売り調整となり、寄り付き直後には400円近い下落となった。ただ、日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑も下支えとなり、その後は下げ渋り、後場に入ってからは前引け水準を挟んでこう着感を強める展開となった。
大引けの日経平均は前日比259.89円安の19290.20円となった。東証1部の売買高は12億9859万株、売買代金は2兆2102億円だった。業種別では、海運業、非鉄金属、輸送用機器が下落率上位となった一方、倉庫運輸業、水産農林業、情報通信業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の24%、対して値上がり銘柄は73%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、米国株急落を受けリスク回避の売り優勢 (4月16日)
1.日経平均は続落、前日の米国株急落を受け下値探る展開に
2.米経済指標の急激な落ち込みを嫌気し主力株中心に売り
3.決算発表前に新型コロナウイルスの業績への影響を警戒
4.為替の円安ドル高や、日銀ETF買いへの思惑で下げ渋る
5.中小型株は人気で値上がり数は値下がりを大幅に上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比445ドル安と反落した。米小売売上高、鉱工業生産など経済指標の大幅悪化による景気の落ち込みが改めて嫌気された。
東京市場では、日経平均株価が前日に続き売り優勢の展開で一時1万9100円台まで下押したがその後は下げ渋った。
16日の東京市場は、前日の米国株市場で経済指標の急激な落ち込みを嫌気して、NYダウなど主要株指数が大幅安となったことを受け、東京市場でもリスク回避ムードのなか日経平均は続落を余儀なくされた。決算発表本格化を前に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業業績への影響を懸念するムードが上値を押さえたが、為替が円安方向に振れたことや日銀のETF買いなどに対する期待で後半は下げ渋った。また、大型株が売られる一方、中小型のテーマ材料株には上値を追うものも目立った。東証1部の売買代金は2兆2000億円強にとどまり盛り上がりを欠いたが、値上がり銘柄数は1600近くに達し、値下がり銘柄数を大幅に上回った。
日経平均・・・19290.2円 -259.89円
TOPIX・・・1422.24円 -11.83円
JPX日経400・・・12757.23円 -158.28円
日経JASDAQ・・・3074.07円 9.1円
東証マザーズ・・・730.88円 19.24円
米ドル円・・・107.64円 0.29円
ユーロ/円・・・117.11円 -0.21円
NYダウ・・・23504.35円 -445.41円
NASDAQ・・・8393.17円 -122.56円
上海総合・・・2819.93円 8.76円
0コメント