【市況】東京株式(大引け)=805円安と大幅安、リスク回避で一時2万1000円割れ
28日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に5日続落。新型肺炎への懸念で前日のNYダウが過去最大の下げ幅となったことを受け、リスク回避の売りが膨らみ一時、昨年9月初旬以来、5カ月半ぶりの2万1000円割れとなる場面があった。
大引けの日経平均株価は前日比805円27銭安の2万1142円96銭。東証1部の売買高概算は24億2087万株。売買代金概算は4兆1288億8900万円と大きく膨らんだ。値上がり銘柄数は35と全体の約2%、値下がり銘柄数は2122、変わらずは4銘柄だった。
27日のNYダウは前日比1190ドル安と過去最大の下げ幅となった。カリフォルニア州で感染源が不明な事例が見つかったほか、欧州や韓国などでの感染拡大も嫌気された。これを受けた、東京株式市場は売りが膨らむ展開。月末で、ポジションを外す売りが出たほか、追い証の発生に伴う損切りの売りが膨らんだ様子だ。時間外取引のNYダウ先物が下落していることも警戒され、日経平均株価は一時、2万916円まで下落した。新興市場への売りが膨らみ東証マザーズ指数は、一時700を割り込んだ。
【市況】日経平均は大幅に5日続落、肺炎懸念で一時21000円割れ、週間で2200円超安/相場概況
日経平均は大幅に5日続落。27日の米国市場でNYダウは大幅に6日続落し、1190ドル安と過去最大の下げ幅を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大で、世界経済への悪影響に対する懸念が一段と強まった。米長期金利が過去最低を更新し、東京市場では円相場が一時1ドル=108円台まで上昇。日本株にもリスク回避的な売りが広がり、日経平均は430円安からスタートすると下げ幅を拡大し、引けにかけて20916.40円(前日比1031.83円安)まで下落する場面があった。取引時間中に21000円を下回ったのは昨年9月5日以来となる。
大引けの日経平均は前日比805.27円安の21142.96円となった。終値としても昨年9月5日以来の安値水準で、週間の下落幅は2243.78円に上った。東証1部の売買高は24億2087万株、売買代金は4兆1288億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、不動産業、情報・通信業、水産・農林業が下落率上位だった。一方、空運業は比較的小幅な下げにとどまった。東証1部の値下がり銘柄は全体の98%、対して値上がり銘柄は2%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅安、新型肺炎への警戒で一時2万1000円割れ (2月28日)
1.日経平均は805円安と大幅安、リスク回避で一時2万1000円割れに
2.27日のNYダウは1190ドル安と過去最大の下げ幅、新型肺炎への警戒続く
3.新興市場への売りが膨らみ東証マザーズ指数は一時700割れに下落
4.1ドル=108円後半への円高進行でトヨタなど自動車株が安い
5.安倍首相の臨時休校要請でeラーニングや保育所関連株などが買われる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは1190ドル安と6日続落した。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感から過去最大の下げ幅を記録した。
東京市場では、日経平均株価は大幅に5日続落。新型肺炎への懸念で前日のNYダウが過去最大の下げ幅となったことを受け、リスク回避の売りが膨らみ一時、昨年9月初旬以来、5ヵ月半ぶりの2万1000円割れとなる場面があった。
28日の東京市場は、米カリフォルニア州で感染源が不明な事例が見つかったほか、欧州や韓国などでの感染拡大も嫌気され、売りが膨らむ展開。月末で、ポジションを外す売りが出たほか、追い証の発生に伴う損切りの売りが膨らんだ様子だ。時間外取引のNYダウ先物が下落していることも警戒され、日経平均は一時、2万0916円まで下落した。新興市場への売りが膨らみ東証マザーズ指数は、一時700を割り込んだ。
日経平均・・・21142.96円 -805.27円
TOPIX・・・1510.87円 -57.19円
JPX日経400・・・13584.28円 -503.94円
日経JASDAQ・・・3294.92円 -196.97円
東証マザーズ・・・700.63円 -46.94円
米ドル円・・・108.62円 -1.48円
ユーロ/円・・・119.14円 -1.09円
NYダウ・・・25766.64円 -1190.95円
NASDAQ・・・8566.48円 -414.29円
上海総合・・・2880.3円 -111.03円
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