【市況】東京株式(大引け)=329円安、リスク回避ムード一色でほぼ全面安商状
18日の東京株式市場は大きく売り優勢に傾き、日経平均は大幅に下値を試す展開を強いられた。後場後半はやや下げ渋ったものの300円以上の下げとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比329円44銭安の2万3193円80銭と大幅安で4日続落。東証1部の売買高概算は11億5325万株、売買代金概算は2兆1244億6000万円。値上がり銘柄数は248、対して値下がり銘柄数は1865、変わらずは47銘柄だった。
きょうの東京市場は下値模索の動きが継続し下げが加速する格好となった。前日は米株市場がプレジデントデーに伴う休場で手掛かり材料に欠けたものの、欧州株市場は総じて堅調で、朝方は為替の円高も進まず強弱感が対立すると思われたが、新型肺炎の影響が企業業績に及ぶことへの警戒感がリスクを避ける売りにつながった。前日に米アップルが新型肺炎の影響で1~3月の売上高を下方修正しており、これが電子部品株や半導体関連株の下げにつながった。アジア株市場も総じて軟調な動きで投資家の買い手控えムードを助長する形に。海外ヘッジファンドによる先物売りなども全体相場押し下げ要因となり、日経平均は一時390円安まで売り込まれる場面があった。その後は下げ渋ったものの、値下がり銘柄数は全体の85%を超えるほぼ全面安商状となった。
【市況】日経平均は大幅に4日続落、アップル売上未達受け300円超安/相場概況
日経平均は大幅に4日続落。17日の米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場だった。ただ、米アップルが新型肺炎の影響から1-3月期の売上高予想を達成できない見込みと発表。本日の東京市場では電子部品や半導体関連といったハイテク株を中心に売りが先行し、日経平均は124円安からスタートした。アジア株は総じて軟調で、米株価指数先物も時間外取引で下落したことなどから、日経平均は寄り付き後も下げ幅を拡大。後場に入ると23133.60円(前日比389.64円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比329.44円安の23193.80円となった。東証1部の売買高は11億5325万株、売買代金は2兆1244億円だった。業種別では、電気機器、金属製品、機械が下落率上位で、その他も全般軟調。空運業のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の86%、対して値上がり銘柄は11%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日続落、新型肺炎の感染拡大でリスク回避の売り継続 (2月18日)
1.日経平均は大幅安で4日続落、一時390円安まで売り込まれる展開に
2.新型肺炎の感染拡大とそれに伴う企業業績へのマイナス影響を懸念する売り
3.前日の米株市場は休場も、アップルの1~3月期売上高予想下方修正を嫌気
4.アジア株安に加え海外ヘッジファンド筋の先物売りなども全体の下げを助長
5.終盤下げ渋るも値下がり銘柄数は東証1部全体の85%を超と全面安商状に
日経平均・・・23193.8円 -329.44円
TOPIX・・・1665.71円 -22.06円
JPX日経400・・・14954.26円 -190.31円
日経JASDAQ・・・3695.25円 -47.9円
東証マザーズ・・・808.62円 -20.18円
米ドル円・・・109.7円 -0.16円
ユーロ/円・・・118.81円 -0.28円
NYダウ・・・29398.08円 -25.23円
NASDAQ・・・9731.18円 19.21円
上海総合・・・2984.74円 1.1円
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