【市況】東京株式(大引け)=206円高、円安など追い風にリスクオフの反動で5日ぶり反発
19日の東京株式市場は前日までのリスクオフの巻き戻しで日経平均は反発に転じた。後場後半は伸び悩んだものの2万3400円に乗せて着地した。
大引けの日経平均株価は前営業日比206円90銭高の2万3400円70銭と5日ぶり反発。東証1部の売買高概算は11億3397万株、売買代金概算は2兆1108億9000万円。値上がり銘柄数は1245、対して値下がり銘柄数は801、変わらずは114銘柄だった。
きょうの東京市場は、新型肺炎による企業業績への影響を警戒するムードは拭えないものの、前日までの下げの反動もあって買いが優勢だった。前日の米国株市場では、アップルの売上高見通し下方修正などを受けNYダウが安かったものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が小幅プラスで引けたことで過度な不安心理が後退、更に取引時間中はアジア株が総じて堅調な値動きを見せたことや外国為替市場で1ドル=110円台に入るなど円安方向に振れたことも投資家マインドの改善につながった。海外ヘッジファンド筋が先物を買い戻し、これに追随する形で日経平均もリバウンド局面に移行した。ただ、後半は戻り売りを浴び上げ幅を縮小、値上がり銘柄数は全体の6割弱にとどまった。売買代金はきょうも活況の目安となる2兆円を上回った。
【市況】日経平均は5日ぶり大幅反発、「アップルショック」続かず買い戻し/相場概況
日経平均は5日ぶり大幅反発。連休明け18日の米国市場でNYダウは3日続落し、165ドル安となった。ただ、1-3月期の売上高予想を達成できない見込みと発表したアップルの株価が懸念されたほど下げず、ナスダック総合指数は小幅ながら続伸し、過去最高値を更新した。前日に大きく下落した日経平均も自律反発が意識され、本日は135円高からスタート。アジア株の落ち着きや為替の円安基調を受けて株価指数先物に買い戻しが入り、後場には23468.56円(前日比274.76円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比206.90円高の23400.70円となった。東証1部の売買高は11億3397万株、売買代金は2兆1108億円だった。業種別では、精密機器、ゴム製品、海運業が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、銀行業、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は37%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 5日ぶり反発、円安・アジア株堅調で買い戻しが優勢 (2月19日)
1.日経平均は5日ぶり反発、前日までの下げの反動で買い戻しが優勢に
2.米株市場ではアップル下方修正受けNYダウ軟調もナスダック指数はプラス
3.外国為替市場で1ドル110円台に入る円安好感し、アジア株堅調も追い風
4.ヘッジファンドの先物買い戻しで上昇加速、後場後半は戻り売りで伸び悩む
5.値上がり銘柄数は全体の6割弱にとどまるも、売買代金2兆円台キープ続く
日経平均・・・23400.7円 206.9円
TOPIX・・・1671.86円 6.15円
JPX日経400・・・15015.94円 61.68円
日経JASDAQ・・・3719.69円 24.44円
東証マザーズ・・・830.15円 21.53円
米ドル円・・・110.32円 0.62円
ユーロ/円・・・119.15円 0.32円
NYダウ・・・29232.19円 -165.89円
NASDAQ・・・9732.74円 1.56円
上海総合・・・2975.4円 -9.34円
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