【市況】東京株式(大引け)=175円高、SBG株の急騰で反発も全体は上値重い
12日の東京株式市場は日経平均株価が3日ぶり反発に転じた。ただ、TOPIXは小幅ながらマイナス圏で値下がり銘柄数も多かった。
大引けの日経平均株価は前営業日比175円23銭高の2万3861円21銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は13億9577万株、売買代金概算は2兆6061億5000万円。値上がり銘柄数は796、値下がり銘柄数は1275、変わらずは88銘柄だった。
きょうの東京市場は、新型肺炎の感染拡大を背景としたリスク回避の売りが一服、日経平均は切り返す動きをみせた。前日の米国株市場はNYダウなど上値の重い展開となったが、相対的に出遅れる東京市場には国内外の機関投資家からの買いが入り全体相場を支えた。中国・上海株や香港株などアジア株市場が総じて堅調だったことも市場心理の改善につながり、全体売買代金も2兆6000億円台と膨らんでいる。日経平均寄与度の高いソフトバンクグループが活況高。同社傘下の米携帯電話4位のスプリントと同3位のTモバイルUSとの合併をNY連邦地裁が承認したことが伝わり、日経平均を130円程度押し上げた。しかし、全体的には新型肺炎の感染拡大による企業業績への影響など、不透明要因も多く上値の重い展開を強いられた。
【市況】日経平均は3日ぶり反発、SBG急伸で押し上げ、肺炎懸念も根強く/相場概況
日経平均は3日ぶり反発。米国市場でNYダウは10日に174ドル高となり、11日も若干の下落にとどまった。堅調な経済指標や企業決算が好感されたほか、新型肺炎の感染拡大の勢いが弱まりつつあるとの報道も安心感につながった。祝日明けの日経平均はこうした流れを引き継いで55円高からスタートすると、新型肺炎の影響に対する根強い懸念から伸び悩む場面もあったが、引けにかけて一時23869.73円(前営業日比183.75円高)まで上昇した。ソフトバンクG<9984>を中心とした値がさ株の上昇が日経平均を押し上げた。
大引けの日経平均は前営業日比175.23円高の23861.21円となった。東証1部の売買高は13億9577万株、売買代金は2兆6061億円だった。業種別では、情報・通信業、その他金融業、電気機器が上昇率上位だった。一方、ゴム製品、建設業、電気・ガス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の37%、対して値下がり銘柄は59%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、新型肺炎リスクの売り一服 (2月12日)
1.日経平均は3日ぶり反発、新型肺炎によるリスク回避の売り一服
2.中国などアジア株市場が堅調な動きをみせたことは全体相場に追い風
3.ただ日経平均の上昇はSBGの急騰による効果大、TOPIXはマイナス圏
4.新型肺炎の企業業績への影響など不透明要因多く、上値も重い展開に
5.強弱観対立で全体売買代金は増勢にあり、2兆6000億円台こなす
日経平均・・・23861.21円 175.23円
TOPIX・・・1718.92円 -0.72円
JPX日経400・・・15407.04円 -14.18円
日経JASDAQ・・・3815.32円 -4.71円
東証マザーズ・・・852.49円 11.59円
米ドル円・・・109.94円 0.14円
ユーロ/円・・・119.98円 -0.21円
NYダウ・・・29276.34円 -0.48円
NASDAQ・・・9638.94円 10.55円
上海総合・・・2926.9円 25.21円
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