【市況】東京株式(大引け)=33円安、アジア株安や円高背景に後場軟化
13日の東京株式市場は為替の円高などを背景に気迷いムードとなり、売り買い交錯のなか日経平均は弱含む展開。前場はプラス圏も大引けは安くなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比33円48銭安の2万3827円73銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は12億3541万株、売買代金概算は2兆3771億3000万円。値上がり銘柄数は878、対して値下がり銘柄数は1190、変わらずは91銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方は売り買い交錯で前引けにかけやや買い優勢に傾いたものの、後場は売り物に押され次第に水準を切り下げる展開。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要指数が揃って最高値を更新したことで、リスク選好ムードにあったが、取引開始直前に中国で新型肺炎の感染者数が急増したことが伝わり、為替が円高に振れたこともあって買い手控えられる流れとなった。下値では買いが厚く、前引けにかけプラス圏に浮上したが、後場はアジア株市場が総じて軟化したこともあって、日経平均は再び下値を切り下げる展開に。オプションSQを控え先物絡みの商いの影響を受けたほか、後場はソフトバンクGが売られたことも地合いを悪くした。新型肺炎関連株は総じて下落する一方、半導体関連株が買われ全体相場を支えた。
【市況】日経平均は続落、決算後のソフトバンクGが重しに/相場概況
本日の日経平均は続落となった。前日の米国株式市場では、コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあると伝わったほか、米大統領選の民主党候補者指名争いが難航しているとの見方が優勢になるなか、トランプ大統領有利の公算が高まったことで主要3指数は揃って上昇。ただ、東京市場寄り付き前に中国湖北省での新型肺炎感染症例の急増が報じられたことで、指数先物に対して機械的な売りが入り、為替相場でも1ドル=110円台を割り込んだ。これらを背景に本日の日経平均はマイナススタートとなった。押し目買いの動きから前場の日経平均はプラス圏で引けたものの、中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株が総じて弱含むなか、後場にかけては次第に売りが優勢になった。また、本日から明日にかけて約800社近くある企業決算の内容を見極めたいとするムードも強まった。
大引けの日経平均は前日比33.48円安の23827.73円となった。東証1部の売買高は12億3541万株、売買代金は2兆3771億円だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 小反落、新型肺炎の感染者数急増の報道が重荷 (2月13日)
1.日経平均は小反落、中国での新型肺炎の感染者数急増の報道が重荷に
2.米株市場は主要指数が最高値更新も、先物絡みの売り圧力で追随できず
3.前引けはプラス圏に切り返したものの、後場はアジア株安を受け再び軟化
4.後場はソフトバンクGが売り込まれたことも全体地合い悪化の要因となる
5.新型肺炎関連は総じて売られ、代わって半導体関連株に物色の矛先が向く
日経平均・・・23827.73円 -33.48円
TOPIX・・・1713.08円 -5.84円
JPX日経400・・・15364.72円 -42.32円
日経JASDAQ・・・3806.7円 -8.62円
東証マザーズ・・・857.03円 4.54円
米ドル円・・・109.68円 -0.19円
ユーロ/円・・・119.34円 -0.56円
NYダウ・・・29551.42円 275.08円
NASDAQ・・・9725.96円 87.02円
上海総合・・・2906.07円 -20.83円
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