【市況】東京株式(大引け)=227円高と反発、警戒感後退で買い戻し流入
31日の東京株式市場で日経平均株価は反発。新型肺炎に対する警戒感がやや後退するなか、先物中心に買い戻しが入った。
大引けの日経平均株価は前日比227円43銭高の2万3205円18銭。東証1部の売買高概算は13億7692万株。売買代金概算は2兆6149億8800万円と2日連続で2兆円に乗せた。値上がり銘柄数は1507と全体の70%、値下がり銘柄数は573、変わらずは79銘柄だった。
世界保健機関(WHO)が新型肺炎に対して「緊急事態宣言」を行ったことを機に前日のNYダウは上昇に転じた。この流れを受けた東京市場も買い先行。海外ファンドなどの先物への買い戻しも流入し、日経平均株価は一時前日に比べ400円超上昇する場面があった。WHOによる新型肺炎への対策に期待する声も出ていた。東京市場では好決算発表銘柄への買いも目立った。ただ、新型肺炎の先行きには依然として不透明感は強く、上値では売りが流入し引けにかけて上昇幅が縮小した。
【市況】日経平均は大幅反発、WHO宣言受け買い戻しも伸び悩む/相場概況
日経平均は大幅反発。30日の米国市場でNYダウは3日続伸し、124ドル高となった。新型肺炎を巡り世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言したものの、渡航・貿易制限が勧告されず経済への影響は抑えられるとの見方が広がった。米株高を受けて本日の日経平均も171円高からスタート。海外投資家が株価指数先物に買い戻しを入れたほか、個別でも好決算銘柄を中心に買いが入り、日経平均は前場に一時23421.59円(前日比443.84円高)まで上昇した。ただ決算発表のピークを前に、買い一巡後は伸び悩む展開となった。
大引けの日経平均は前日比227.43円高の23205.18円となった。東証1部の売買高は13億7692万株、売買代金は2兆6149億円だった。業種別では、鉄鋼、不動産業、医薬品が上昇率上位だった。一方、海運業、その他製品、鉱業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は27%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、新型肺炎への警戒感がやや後退し買い戻し (1月31日)
1.日経平均は227円高と反発、新型肺炎への警戒感がやや後退
2.30日のNYダウはWHOの「緊急事態宣言」を機に上昇に転じる
3.東京市場は前日急落の反動で買い先行、海外筋の先物買い流入
4.好決算を発表した富士通やアンリツ、NECなどに買いが集まる
5.川本産業や重松製など新型肺炎関連株は荒い値動きも、引けにかけ上昇
日経平均・・・23205.18円 227.43円
TOPIX・・・1684.44円 9.67円
JPX日経400・・・15091.79円 87.14円
日経JASDAQ・・・3793.65円 19.72円
東証マザーズ・・・823.37円 11.6円
米ドル円・・・108.93円 0.07円
ユーロ/円・・・120.3円 0.43円
NYダウ・・・28859.44円 124.99円
NASDAQ・・・9298.93円 23.77円
上海総合・・・2976.53円 -84.22円
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