【市況】東京株式(大引け)=401円安、新型肺炎への警戒でリスク回避の売り
30日の東京株式市場は大きくリスクオフに傾き日経平均株価は400円強の下げで2万3000円大台を割り込んで引けた。
大引けの日経平均株価は前営業日比401円65銭安の2万2977円75銭と急反落。東証1部の売買高概算は13億6771万株、売買代金概算は2兆5135億円。値上がり銘柄数は296、対して値下がり銘柄数は1819、変わらずは40銘柄だった。
きょうの東京市場は、中国で発生した新型肺炎の感染拡大を嫌気する形でリスク回避の売りに晒される格好となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が続伸したものの後半失速しており、日経平均は朝方から下値模索の動きとなったが、後場に入って一段安となり、下げ幅は一時490円近い下げに見舞われた。香港株市場が前日に続き大きく下げており、これを横目に先物を絡めた売りが全体を押し下げた。半導体関連株が安いほか、機械セクターなども幅広く売られ、値下がり銘柄数は全体の84%を占めている。後場後半は下げ渋ったものの、400円あまりの下げで2万3000円台を割り込み、昨年11月1日以来約3カ月ぶりの安値に沈んだ。なお、大引けでTOPIXの浮動株比率見直しに伴う売買があり、売買代金は2兆5000億円台まで膨らんだ。
【市況】日経平均は大幅反落、3ヶ月ぶり23000円割れ、新型肺炎懸念根強く/相場概況
本日の日経平均は大幅反落となった。前日の米国株式市場では、複数の主要企業決算が好感されたものの、総じて上値は重く主要3指数はまちまち。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の23245円になるなか、為替相場が朝方に1ドル=109円台を割り込み円高方向に振れたこともあり、本日の東京市場は売り先行でスタート。春節休場明けの台湾をはじめとしたアジア株式市場の軟調推移を背景に、海外短期筋の断続的な売りがみられた。物色としても、引き続き新型肺炎に対する懸念が高まるなかでハイテク株中心に下落が目立つなか、主要企業の決算発表本格化を前に押し目買いの動きも限られた。日経平均は19年11月1日以来約3ヶ月ぶりに節目の23000円割れ(終値ベース)となった。
大引けの日経平均は前日比401.65円安の22977.75円となった。東証1部の売買高は13億6771万株、売買代金は2兆5135億円だった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急反落、新型肺炎の感染拡大を嫌気し2万3000円割れ (1月30日)
1.日経平均は急反落、400円強の下げで2万3000円大台割り込む
2.中国の新型肺炎の感染拡大を嫌気、香港株安などが投資家心理悪化を助長
3.半導体関連株や機械セクターが売られ、先物を絡めた売りで後場一段安に
4.終盤やや下げ渋るものの戻し切れず、昨年11月1日以来の安値圏で着地
5.8割以上の銘柄が下落、TOPIXの浮動株比率見直しで売買代金は膨らむ
日経平均・・・22977.75円 -401.65円
TOPIX・・・1674.77円 -25.18円
JPX日経400・・・15004.65円 -223.07円
日経JASDAQ・・・3773.93円 -76.72円
東証マザーズ・・・811.77円 -26円
米ドル円・・・108.84円 -0.25円
ユーロ/円・・・119.93円 -0.13円
NYダウ・・・28734.45円 11.6円
NASDAQ・・・9275.16円 5.48円
上海総合・・・2976.53円 -84.22円
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