【市況】東京株式(大引け)=233円安、新型肺炎を警戒も売り一巡後は下げ渋る
週明け3日の東京株式市場は再び売り優勢となり、日経平均は230円あまりの下げで前週末の上昇を帳消しにする下落となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比233円24銭安の2万2971円94銭と反落。東証1部の売買高概算は13億5797万株、売買代金概算は2兆5654億円。値上がり銘柄数は437、対して値下がり銘柄数は1658、変わらずは64銘柄だった。
きょうの東京市場は、新型肺炎の感染拡大を嫌気する形で改めて売り直される格好となった。前週末の米国株市場でNYダウが600ドル超の急落をみせ、買い手控えムードが強まった。加えて、きょうは外国為替市場で1ドル=108円前半まで円高が進んだほか、中国・上海株市場が大きく値を下げたのを横目に逆風環境を余儀なくされた。ただ、その他のアジア株市場の下げは香港が底堅さを発揮するなど一方的に売り込まれる展開とはならず、これが過度な不安心理に歯止めをかけた。日経平均株価は寄り後直後に430円安と急速に下落幅を拡大し2万2700円台まで下げたものの、その後は下げ渋る展開となり、後場は2万3000円近辺で売り物をこなす展開に。値下がり銘柄数は全体の77%を占めたが、下値では買い向かう動きもみられ、売買代金は2兆5000億円台まで膨らんでいる。
【市況】日経平均は大幅反落、米株急落受け売り先行、上海株再開で下げ渋り/相場概況
日経平均は大幅反落。1月31日の米国市場でNYダウは4日ぶりに大幅反落し、603ドル安となった。新型肺炎の感染拡大を受け、米国は中国全土への渡航中止・退避を勧告。世界経済への悪影響に対する懸念が強まった。週明けの日経平均もこうした流れから330円安でスタートすると、朝方には一時22775.92円(前週末比429.26円安)まで下落。本日から取引再開された中国・上海株も急落して始まったが、中国人民銀行(中央銀行)による資金供給が発表されたことなどから底堅く推移し、日経平均も下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均は前週末比233.24円安の22971.94円となった。東証1部の売買高は13億5797万株、売買代金は2兆5654億円だった。業種別では、海運業、証券、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは電気・ガス業のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の77%、対して値上がり銘柄は20%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、新型肺炎を警戒も急落後下げ渋る (2月3日)
1.日経平均は反落で前週末の上げを帳消しに、再び2万3000円台割り込む
2.新型肺炎の感染拡大が続き、前週末の米国株市場の急落でリスク回避ムード
3.取引再開の上海株市場が急落、為替のドル安・円高なども嫌気される展開に
4.日経平均は寄り後早々に430円の急落をみせるが、その後は下げ渋る動き
5.77%の銘柄が下落も、下値では買い向かう動きもみられ売買代金は膨らむ
日経平均・・・22971.94円 -233.24円
TOPIX・・・1672.66円 -11.78円
JPX日経400・・・14991.36円 -100.43円
日経JASDAQ・・・3767.72円 -25.93円
東証マザーズ・・・823.28円 -0.09円
米ドル円・・・108.49円 -0.54円
ユーロ/円・・・120.06円 -0.17円
NYダウ・・・28256.03円 -603.41円
NASDAQ・・・9150.94円 -147.99円
上海総合・・・2746.61円 -229.92円
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