【市況】東京株式(大引け)=845円高で急反発、米半導体株高追い風に最高値更新
9日の東京株式市場は、米国市場での半導体株の上昇を受けて投資家のリスク許容度が拡大。値がさハイテク株への買いが日経平均株価を押し上げ、後場に一段高となり終値は最高値を更新した。
大引けの日経平均株価は前営業日比845円45銭高の4万8580円44銭と急反発。プライム市場の売買高概算は24億4978万株、売買代金概算は6兆2829億円。値上がり銘柄数は928、対して値下がり銘柄数は623、変わらずは65銘柄だった。
前日の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%を超す上昇となり、ナスダック総合株価指数とともに最高値を更新した。米起業家のイーロン・マスク氏のAI開発会社が200億ドルを調達し、エヌビディア<NVDA>の半導体の購入に充てる予定だと報じられ、ハイテク株を選好する姿勢が強まり、東京市場にもこの流れが波及した。東京市場では断続的な先物買いも現物株の押し上げに寄与し、日経平均は強調展開を続け、後場終盤に4万8597円08銭をつけ、ザラ場ベースでも最高値を更新した。値がさハイテク株が集中して物色された一方、自動車株は軟調に推移。防衛関連の一角には利益確定目的の売りが出た。TOPIXは5日続伸し高値引け。終値は最高値を更新したものの、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の57%にとどまった。東証グロース市場250指数も5日続伸した。
【市況】日経平均は大幅反発、半導体銘柄などが牽引し過去最高値を更新/相場概況
8日の米国株式市場はまちまち。AI関連銘柄への物色が優勢となった半面、米連邦政府機関閉鎖の継続による不透明感が重しとなった。特にFOMC議事要旨では、参加者が年内に追加利下げを実施することが適切とする方向を支持していた点が買いを支えたとの見方が示された。米株式市場の動向を横目に、9日の日経平均は反発して取引を開始した。前場にかけては、半導体・電子部品関連銘柄を中心に買いが先行した。また、為替の面では円安方向で推移し、輸出株等への支援材料となったと見られる。また寄与度の高い大型ハイテク株にも買いが集まり、終日堅調な値動きとなった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 急反発、値がさハイテク株が買われ最高値更新 (10月9日)
1.日経平均は急反発、終値は初の4万8000円台に突入
2.米半導体株上昇でリスク許容度拡大
3.ソフトバンクGが急騰し指数押し上げ
4.値上がり銘柄数は全体の57%に
5.自動車や防衛関連の一角は軟調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比1ドル安と小幅に3日続落した。米連邦政府機関の一部閉鎖の長期化が懸念され消費関連株の一角が売られた。
東京市場では、米国市場での半導体株の上昇を受けて投資家のリスク許容度が拡大。値がさハイテク株への買いが日経平均株価を押し上げ、後場に一段高となり終値は最高値を更新した。
前日の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%を超す上昇となり、ナスダック総合株価指数とともに最高値を更新した。米起業家のイーロン・マスク氏のAI開発会社が200億ドルを調達し、エヌビディア<NVDA>の半導体の購入に充てる予定だと報じられ、ハイテク株を選好する姿勢が強まり、東京市場にもこの流れが波及した。東京市場では断続的な先物買いも現物株の押し上げに寄与し、日経平均は強調展開を続け、後場終盤に4万8597円08銭をつけ、ザラ場ベースでも最高値を更新した。値がさハイテク株が集中して物色された一方、自動車株は軟調に推移。防衛関連の一角には利益確定目的の売りが出た。TOPIXは5日続伸し高値引け。終値は最高値を更新したものの、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の57%にとどまった。東証グロース市場250指数も5日続伸した。
日経平均 ・・・ 48,580.44円 845.45円
TOPIX ・・・ 317.53円 4.42円
JPX日経400 ・・・ 3,257.77円 22.11円
グロース250 ・・・ 29,382.18円 219.71円
東証REIT指数 ・・・ 5,425.89円 25.38円
米ドル円 ・・・ 153.08円 0.41円
ユーロ/円 ・・・ 177.64円 0.08円
NYダウ ・・・ 46,601.78円 -1.2円
NASDAQ ・・・ 23,043.37円 255.02円
上海総合 ・・・ 3,933.97円 51.19円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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