【市況】東京株式(大引け)=174円高、米株高受け半導体関連などが牽引するも上値重い
25日の東京株式市場は半導体関連株などを中心に買いが先行し日経平均株価は続伸、朝方に4万3000円台を回復する場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比174円53銭高の4万2807円82銭と続伸。プライム市場の売買高概算は17億7657万株、売買代金概算は4兆1406億円。値上がり銘柄数は780、対して値下がり銘柄数は775、変わらずは65銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク選好ムードとなった。前週末の米国株市場でNYダウが急伸をみせ、昨年12月以来となる史上最高値を更新したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数なども大幅高となったことで、市場センチメントが改善した。注目されたジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演は、FRBが利下げに後ろ向きではないという見方が強まり、米株市場を押し上げた。東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となったが、買い一巡後は上値の重さが目立っている。日米金利差縮小を背景に為替がドル安・円高方向に振れたことが足を引っ張った。後場に入ると日経平均は値を消す場面があり、マイナス転換も意識されたが、その後は買い直され引けにかけて再び強含みで推移した。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも全体の50%に届かず拮抗した状態にある。
【市況】日経平均は続伸、買い一巡後は上げ幅縮小/相場概況
前週末22日の米国株式市場は大幅反発した。背景には、パウエルFRB議長がジャクソンホール会合で示したハト派的スタンスがある。労働市場の下振れリスク上昇に伴う政策スタンスの見直しの可能性に言及し、9月の利下げを正当化しうるとの受け止めが広がったため市場には利下げ期待が高まり、主要株価指数が大きく上昇した。米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は続伸して取引を開始した。寄り付き後は買いが一巡して上げ幅を縮小、後場に入っても上値の重い展開が続いて42800円付近で横ばい推移となった。パウエル議長の講演を受けて国内の投資家心理も改善、米国での利下げ期待が支えとなり買い優勢の流れが続いた。海外の金利低下が安心感を醸成し、リスクオフの巻き戻しが進んだ。ただ、円高への警戒もあり、一部の輸出関連株に対する重石となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株高を受けリスク選好の買い優勢 (8月25日)
1.日経平均は続伸、一時4万3000円大台を回復
2.パウエル講演を受けたNYダウの最高値更新に追随
3.FRBは利下げに前向きとの見方でリスクオンに誘導
4.為替の円高などを受け、買い一巡後値を消す場面も
5.個別では値上がり銘柄数と値下がり数が拮抗状態に
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比846ドル高と大幅に反発した。FRB議長講演で利下げ期待が強まったことで幅広い銘柄で買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、半導体関連株などを中心に買いが先行し日経平均株価は続伸、朝方に4万3000円台を回復する場面もあった。
25日の東京市場は、リスク選好ムードとなった。前週末の米国株市場でNYダウが急伸をみせ、昨年12月以来となる史上最高値を更新したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数なども大幅高となったことで、市場センチメントが改善した。注目されたジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演は、FRBが利下げに後ろ向きではないという見方が強まり、米株市場を押し上げた。東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となったが、買い一巡後は上値の重さが目立っている。日米金利差縮小を背景に為替がドル安・円高方向に振れたことが足を引っ張った。後場に入ると日経平均は値を消す場面があり、マイナス転換も意識されたが、その後は買い直され引けにかけて再び強含みで推移した。プライム市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも全体の50%に届かず拮抗した状態にある。
日経平均 ・・・ 42,807.82円 174.53円
TOPIX ・・・ 290.87円 3.8円
JPX日経400 ・・・ 3,105.49円 4.62円
グロース250 ・・・ 27,882.95円 23.05円
東証REIT指数 ・・・ 5,306.76円 13.57円
米ドル円 ・・・ 147.30円 0.35円
ユーロ/円 ・・・ 172.30円 0.13円
NYダウ ・・・ 45,631.74円 846.24円
NASDAQ ・・・ 21,496.53円 396.22円
上海総合 ・・・ 3,883.56円 57.8円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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