【市況】東京株式(大引け)=23円高と4日ぶり小反発、パウエル議長の講演控え様子見姿勢
22日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに小反発。「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え様子見姿勢が強く、相場は方向感に欠ける展開が続いた。
大引けの日経平均株価は前日比23円12銭高の4万2633円29銭。プライム市場の売買高概算は17億144万株。売買代金概算は3兆9537億円となった。値上がり銘柄数は1013と全体の約62%、値下がり銘柄数は547、変わらずは60銘柄だった。
前日の米株式市場は、ハイテク株などが軟調でNYダウは152ドル安だった。東京市場は、前日まで日経平均株価が3日続落していたこともあり小幅に値を上げてスタートし一時100円を超える上昇となった。ただ、上値は重く午前9時10分過ぎには270円を超える下落となった。しかし下値には買いが入り売り一巡後は値を戻した。後場に入ってからは狭いレンジで小安い状態が続いたが、結局、大引けにかけ小幅高となり取引を終えた。ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を今晩に控え、様子見姿勢は強く、売買代金は4兆円割れとなった。銀行・保険・証券など金融株が堅調で、空運や化学株などが軟調だった。
【市況】日経平均は小幅高、終日方向感に欠ける展開/相場概況
前日21日の米国株式市場は軟調に推移。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した7月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に加えてFRB高官のタカ派発言、製造業PMIや中古住宅販売の予想外の改善で年内の利下げ期待が後退し長期金利上昇に連れ続落した。相場は終日軟調に推移し終盤にかけてもパウエルFRB議長の講演を控えた手仕舞い売りに押され、戻りなく終了した。米株式市場の動向を横目に、22日の日経平均は19.64円高の42629.81円と反発して取引を開始した。寄付き直後に下落してマイナス圏に転落したが、昨日までの3日続落で1100円を超す下げとなり、短期的な高値警戒感がやや緩和したことから押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。後場からは前日終値をやや下回って軟調もみ合い展開となったが、大引け直前にプラス圏に浮上して小幅高で終了した。国内でもパウエル議長の講演を前に手控えムードが強まるなか、週末要因も相まって終日方向感に欠ける展開となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、パウエル議長講演を控え様子見 (8月22日)
1.日経平均は23円高と4日ぶり反発、方向感に欠ける展開に
2.ジャクソンホール会議でのパウエル議長の講演待ちの状態
3.銀行・保険・証券など金融株が上昇し、空運や化学株は軟調
4.三菱UFJや東京海上、野村が堅調で九州FGが買われた
5.JALやANAHDが安く、三井化学や信越化が値を下げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比152ドル安と3日ぶりに反落した。ジャクソンホール会議を控えて様子見ムードのなか、ウォルマート<WMT>など消費関連株が売られ指数を押し下げた。
東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに小反発。「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え様子見姿勢が強く、相場は方向感に欠ける展開が続いた。
日経平均 ・・・ 42,633.29円 23.12円
TOPIX ・・・ 287.07円 -1.81円
JPX日経400 ・・・ 3,100.87円 17.92円
グロース250 ・・・ 27,859.90円 120.18円
東証REIT指数 ・・・ 5,293.19円 26.07円
米ドル円 ・・・ 147.00円 -1.35円
ユーロ/円 ・・・ 171.96円 -0.25円
NYダウ ・・・ 44,785.50円 -152.81円
NASDAQ ・・・ 21,100.31円 -72.55円
上海総合 ・・・ 3,825.75円 54.66円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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