【市況】東京株式(大引け)=172円高、米株高を受け4日ぶり反発も上値に重さ
25日の東京株式市場は、前日の米株高を受けリスク選好の地合いとなり、日経平均株価は反発に転じた。ただ、買い一巡後は戻り売りを浴び伸び悩む展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比172円05銭高の3万7780円54銭と4日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は16億4014万株、売買代金概算は3兆9340億円。値上がり銘柄数は1008、対して値下がり銘柄数は562、変わらずは67銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく水準を切り上げたことで投資家のセンチメントが改善した。朝方高く始まった後も次第高の展開に。外国為替市場でドル高・円安に振れたこともポジティブ視された。しかし、日経平均は一時500円を超える上昇を示したものの3万8000円台では戻り売り圧力が強く、その後は上げ幅を急速に縮める地合いに変わった。トランプ米政権の打ち出す相互関税は品目や対象国が絞り込まれる可能性があることが伝わり、関税政策に対する過度な懸念が後退したものの、引き続き警戒感は根強く、目先筋の利益確定売りが上値を押さえた。大引け時点で値上がり銘柄数はかろうじて1000を超え全体の6割強を占めた。一方、売買代金は3兆9000億円台と低調で2営業日連続で4兆円台に届かなかった。
【市況】日経平均は4日ぶりに反発、上値重いも円安が下支えに/相場概況
24日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は597.97ドル高の42583.32ドル、ナスダックは404.54ポイント高の18188.59で取引を終了した。トランプ政権が4月2日に発動を計画している「相互関税」を巡り従来警戒されていたような広範な本格的グローバル関税ではなく、一部の国や地域が除外されるなど焦点を絞ったものになるとの報道を受け安心感が広がり、寄り付き後、上昇。3月サービス業PMIも予想外に上昇し、景気悪化懸念が後退したことも支援材料となり、続伸した。ハイテクの買戻しも続き、相場は終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。
米国株の大幅高や為替の円安を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は38000円台を回復してスタートした後は、値がさ半導体株の上昇を受けて38115円まで上昇した。買い一巡後は上値が重くなり38000円台を割り込んだが、円安を下支えに37800円台でのもみ合いとなった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、米株高好感も伸び悩む (3月25日)
1.日経平均は4日ぶり反発、米株高受け買い優勢
2.トランプ米政権の相互関税に対する懸念がやや後退
3.日経平均は一時3万8000円台回復もその後伸び悩む
4.アドテスト朝高後に軟化、菱地所など不動産が高い
5.値上がり数1000超も、売買代金は連日の4兆円割れ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比597ドル高と続伸した。トランプ米大統領の関税を巡る過度な警戒感が後退し、主力株中心に買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米株高を受けリスク選好の地合いとなり、日経平均株価は反発に転じた。ただ、買い一巡後は戻り売りを浴び伸び悩む展開となった。
25日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく水準を切り上げたことで投資家のセンチメントが改善した。朝方高く始まった後も次第高の展開に。外国為替市場でドル高・円安に振れたこともポジティブ視された。しかし、日経平均は一時500円を超える上昇を示したものの3万8000円台では戻り売り圧力が強く、その後は上げ幅を急速に縮める地合いに変わった。トランプ米政権の打ち出す相互関税は品目や対象国が絞り込まれる可能性があることが伝わり、関税政策に対する過度な懸念が後退したものの、引き続き警戒感は根強く、目先筋の利益確定売りが上値を押さえた。大引け時点でプライム市場の値上がり銘柄数はかろうじて1000を超え全体の6割強を占めた。一方、売買代金は3兆9000億円台と低調で2営業日連続で4兆円台に届かなかった。
日経平均 ・・・ 37,780.54円 172.05円
TOPIX ・・・ 250.95円 -0.42円
JPX日経400 ・・・ 2,797.52円 6.64円
グロース250 ・・・ 25,296.10円 73.89円
東証REIT指数 ・・・ 4,644.75円 9.66円
米ドル円 ・・・ 150.60円 -0.07円
ユーロ/円 ・・・ 162.61円 -0.11円
NYダウ ・・・ 42,583.32円 597.97円
NASDAQ ・・・ 18,188.59円 404.54円
上海総合 ・・・ 3,369.97円 -0.05円
【出展:株探 Kabutan by MINKABU】
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