【市況】東京株式(大引け)=139円安、国内金利上昇を警戒し3日続落
11日の東京株式市場は、前週末の欧米株高を受け朝方は高く始まったものの、その後は売りに押され日経平均は下値を探る動きとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比139円08銭安の3万2467円76銭と3日続落。プライム市場の売買高概算は12億9346万株、売買代金概算は3兆1365億円。値上がり銘柄数は822、対して値下がり銘柄数は944、変わらずは69銘柄だった。
きょうの東京市場は前週後半の地合いを引き継ぎ売り優勢となった。前週の米国株市場でNYダウが小幅ながら続伸したことを受け、前場取引開始前の時点で先物が高く、外国為替市場でも円安が進んでいたこともあって、朝方は買いが先行した。しかし、その後はすぐに売りに押される展開を強いられた。日銀の金融政策修正への思惑から10年債利回りが上昇、これを嫌気して半導体の主力株などに売りがかさんだ。為替も円高方向に押し戻され、投資家マインドを冷やす格好に。一方、銀行株がメガバンクをはじめ一斉高に買われたことでTOPIXは小幅ながらプラス圏で着地している。個別株も値上がりより値下がり銘柄数の方が多かったとはいえ、プライム市場全体の51%と約半分にとどまった。
【市況】日経平均は3日続落、長期金利上昇など重しに/相場概況
日経平均は3日続落。先週末8日の米株式市場でNYダウは続伸。中国との対立を警戒した売りが一段落し寄り付き後、上昇。中国政府によるアイフォーン使用制限が警戒され売られていた携帯端末のアップル(AAPL)株が反発したことも相場支援材料となった。金利動向も安定したため主要株式指数は終日底堅く推移し、プラス圏を維持し終了した。今日の東京株式市場は買いが先行した。底堅かった米株式市場が東京市場の株価を支えた。一方、国内債券市場で長期金利が上昇したことなどを受け、積極的な買いは続かず、日経平均は取引開始後に下げに転じた。株式の取引時間中に円高・ドル安が進んだことも株価の重しとなった。ただ、日経平均は先週末までの2日間で600円を超す下げとなったことから、下値では値ごろ感からの買いも見られ、日経平均は概ねマイナス圏での推移となったが下値は堅い展開だった。
大引けの日経平均は前日比139.08円安の32467.76円となった。東証プライムの売買高は12億9346万株、売買代金は3兆1365億円だった。セクターでは不動産業、海運業、サービス業などが下落。一方、銀行業、保険業、鉱業などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の51%、対して値上がり銘柄は44%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、金利上昇で主力株中心に売り優勢 (9月11日)
1.日経平均は3日続落、朝高後に値を消し下値模索続く
2.米株市場はNYダウが続伸も、株高の流れ引き継げず
3.日銀の超緩和政策に変更思惑、全体株価の重荷となる
4.国内10年債利回り上昇、半導体主力株などに売り波及
5.銀行株高でTOPIXはプラス、値下がり数は全体の5割
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比75ドル高と続伸した。8月の米CPIの発表を来週に控えて様子見姿勢が強まる中、ハイテク株が買い戻され指数を押し上げた。
週明けの東京市場では、前週末の欧米株高を受け朝方は高く始まったものの、その後は売りに押され日経平均株価は下値を探る動きとなった。
11日の東京市場は、前週後半の地合いを引き継ぎ売り優勢となった。前週の米国株市場でNYダウが小幅ながら続伸したことを受け、前場取引開始前の時点で先物が高く、外国為替市場でも円安が進んでいたこともあって、朝方は買いが先行した。しかし、その後はすぐに売りに押される展開を強いられた。日銀の金融政策修正への思惑から10年債利回りが上昇、これを嫌気して半導体の主力株などに売りがかさんだ。為替も円高方向に押し戻され、投資家マインドを冷やす格好に。一方、銀行株がメガバンクをはじめ一斉高に買われたことでTOPIXは小幅ながらプラス圏で着地している。個別株も値上がりより値下がり銘柄数の方が多かったとはいえ、プライム市場全体の51%と約半分にとどまった。
日経平均・・・32,467.76円 -139.08円
TOPIX・・・2,360.48円 1.46円
JPX日経400・・・21,302.13円 -7.4円
東証マザーズ・・・736.05円 -14.2円
東証REIT指数・・・1,887.15円 -16.15円
米ドル円・・・146.38円 -1円
ユーロ/円・・・156.99円 -0.83円
NYダウ・・・34,576.59円 75.86円
NASDAQ・・・13,761.52円 12.69円
上海総合・・・3,142.77円 26.05円
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