【市況】東京株式(大引け)=61円高、朝安後は押し目買いに切り返し続伸
7日の東京株式市場は売り優勢の展開で始まったが、その後は押し目買いが優勢となり、日経平均株価はプラス圏に切り返して取引を終えた。
大引けの日経平均株価は前営業日比61円81銭高の3万2254円56銭と続伸。プライム市場の売買高概算は14億5509万株、売買代金概算は3兆4327億円。値上がり銘柄数は1315、対して値下がり銘柄数は474、変わらずは46銘柄だった。
きょうの東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに値を下げたことで、朝方はリスク回避目的の売りが優勢となった。国内金利に先高観が浮上するなかハイテク値がさ株などに売りが目立ち全体を押し下げ、一方でメガバンクも目先利食い売りに上値が重かった。ただ、3万2000円台を割り込んだ水準では押し目買い需要が活発で、日経平均は寄り付きこそ大きく売りが先行したが、その後は一貫して戻り足を示した。決算発表が徐々にピークを迎えるなか、好決算発表銘柄を中心に買われた。前場取引半ばごろから外国為替市場でドルが買い戻され円高一服感が出たことも株価に浮揚力を与えている。値上がり銘柄数は1300を上回り全体の7割以上を占めている。
【市況】日経平均は続伸、朝安の後は好業績期待で底堅く推移/相場概況
日経平均は続伸。先週末4日の米株式市場でNYダウは3日続落。7月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回り、金利先高観の後退に伴い買い戻しが先行した。一方、賃金の上昇が予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が払しょくできず、また、米アップルの低調な決算への失望もあり取引終了にかけて下げに転じた。米株安を受けた今日の日経平均は271.47円安からスタートした。朝方の売り一巡後は、発表が本格化している国内企業の4-6月期好決算期待が相場の下支え要因となった。また、午前の時間帯に、一時1ドル=141円50銭台と先週末4日15時頃と比べ1円ほど円高・ドル安水準となった円相場が、円高一服となったことも東京市場で輸出株などの株価下支え要因となり、日経平均は朝安の後に下げ渋り、後場は概ねプラス圏で下値の堅い展開となった。
大引けの日経平均は前日比61.81円高の32254.56円となった。東証プライムの売買高は14億5509万株、売買代金は3兆4327億円だった。セクターでは水産・農林業、医薬品、繊維製品などが上昇。一方、電気・ガス業、建設業、その他金融業などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、朝安も好決算銘柄を中心に買い優勢 (8月7日)
1.日経平均は続伸、朝安後に押し目買いで切り返す
2.前週末の米株市場軟調と円高受け寄り付きは売り先行
3.金利先高観を背景にハイテク値がさ株は冴えない動き
4.決算発表がピークに向かう中、好決算株が全体支える
5.取引時間中に円高一服で戻り足、値上がり銘柄7割強に
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比150ドル安と3日続落した。利上げ継続への警戒感や減収決算を発表したアップル<AAPL>の下落が指数を押し下げた。
週明けの東京市場では、売り優勢の展開で始まったが、その後は押し目買いが優勢となり、日経平均株価はプラス圏に切り返して取引を終えた。
7日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに値を下げたことで、朝方はリスク回避目的の売りが優勢となった。国内金利に先高観が浮上するなかハイテク値がさ株などに売りが目立ち全体を押し下げ、一方でメガバンクも目先利食い売りに上値が重かった。ただ、3万2000円台を割り込んだ水準では押し目買い需要が活発で、日経平均は寄り付きこそ大きく売りが先行したが、その後は一貫して戻り足を示した。決算発表が徐々にピークを迎えるなか、好決算発表銘柄を中心に買われた。前場取引半ばごろから外国為替市場でドルが買い戻され円高一服感が出たことも株価に浮揚力を与えている。プライム市場の値上がり銘柄数は1300を上回り全体の7割以上を占めている。
日経平均・・・32,254.56円 61.81円
TOPIX・・・2,283.93円 9.3円
JPX日経400・・・20,663.33円 87.62円
東証マザーズ・・・770.77円 6.48円
東証REIT指数・・・1,877.57円 24.4円
米ドル円・・・142.16円 -0.47円
ユーロ/円・・・156.11円 -0.03円
NYダウ・・・35,065.62円 -150.27円
NASDAQ・・・13,909.23円 -50.47円
上海総合・・・3,268.83円 -19.25円
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