【市況】東京株式(大引け)=243円安、米CPI発表控え利益確定売り誘発
13日の東京株式市場は総じて売り優勢に傾き、日経平均株価は一時400円を超える下げをみせる場面もあった。ただ、その後は下げ渋る動きとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比243円66銭安の2万7427円32銭と反落。プライム市場の売買高概算は11億5925万株、売買代金概算は2兆6670億円。値上がり銘柄数は583、対して値下がり銘柄数は1181、変わらずは72銘柄だった。
きょうの東京市場は利益確定売りを急ぐ動きが表面化し、日経平均株価は軟調な値動きとなった。前週末の欧州株市場がほぼ全面安に売られたほか、米国株市場でも日本時間あす夜に発表される1月の米消費者物価指数(CPI)を前に買いが見送られた。米長期金利の上昇を嫌気してハイテク株が売られナスダック総合株価指数は安かったものの、景気敏感株やディフェンシブの一角が高くNYダウは3日ぶり反発して引けた。米国の主要株価指数が高安まちまちだったことで、きょうの東京市場でも方向感を欠く展開が想定されたが、先物主導のインデックス売りを浴び、日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。しかし、その後は買い戻しが入り下げ渋っている。日銀の金融政策修正の動きが予想されるなか、金融株に高いものが目立つ。全体ではプライム市場全体の64%の銘柄が下落した。
【市況】日経平均は反落、重要経済指標の発表控え見送りムード/相場概況
日経平均は反落。先週末10日の米株式市場でNYダウは反発。長期金利の上昇を警戒した売りが先行して始まった。一方、ミシガン大学消費者信頼感指数が予想以上に改善すると、景気見通し改善に伴う買いが再燃し、ダウ平均は上昇に転じた。他方、金利高を警戒し、ハイテクは終日軟調に推移し、ナスダック総合指数は下落した。指数によってまちまちの動きとなった先週末の米株式相場を受けた今日の日経平均は120.63円安でスタート。市場では日銀の新体制を見極めたいとして、決算発表絡みの個別銘柄物色以外は積極的な買いは見送られた。また、今週は1月の米消費者物価指数など重要経済指標の発表が相次ぐことから、午後は見送りムードが強くなる中で今日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比243.66円安の27427.32円となった。東証プライムの売買高は11億5925万株、売買代金は2兆6670億円だった。セクターでは精密機器、電気機器、金属製品などが下落。一方、鉱業、海運業、鉄鋼などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の64%、対して値上がり銘柄は31%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米長期金利上昇で利益確定売りが優勢 (2月13日)
1.日経平均は反落、一時400円超下げる場面も
2.米長期金利上昇を嫌気、目先利益確定の動き誘発
3.明日の1月の米CPI発表を控え、全般見送りムード
4.売り一巡後は買い戻され、後場は下げ渋る展開に
5.日銀の金融政策修正の思惑でメガバンクなど高い
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比169ドル高と3日ぶりに反発した。朝安もディフェンシブ株や景気敏感株が買われ指数を押し上げた。
週明けの東京市場では、総じて売り優勢に傾き、日経平均株価は一時400円を超える下げをみせる場面もあった。ただ、その後は下げ渋る動きとなった。
13日の東京市場は、利益確定売りを急ぐ動きが表面化し、日経平均は軟調な値動きとなった。前週末の欧州株市場がほぼ全面安に売られたほか、米国株市場でも日本時間明日夜に発表される1月の米消費者物価指数(CPI)を前に買いが見送られた。米長期金利の上昇を嫌気してハイテク株が売られナスダック総合株価指数は安かったものの、景気敏感株やディフェンシブの一角が高くNYダウは3日ぶり反発して引けた。米国の主要株価指数が高安まちまちだったことで、本日の東京市場でも方向感を欠く展開が想定されたが、先物主導のインデックス売りを浴び、日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。しかし、その後は買い戻しが入り下げ渋っている。日銀の金融政策修正の動きが予想されるなか、金融株に高いものが目立つ。全体ではプライム市場全体の64%の銘柄が下落した。
日経平均・・・27,427.32円 -243.66円
TOPIX・・・1,977.67円 -9.29円
JPX日経400・・・17,867.23円 -84.46円
東証マザーズ・・・764.32円 -16.47円
東証REIT指数・・・1,818.14円 -5.7円
米ドル円・・・132.65円 2.21円
ユーロ/円・・・141.71円 1.6円
NYダウ・・・33,869.27円 169.39円
NASDAQ・・・11,718.11円 -71.45円
上海総合・・・3,284.15円 23.48円
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