【市況】東京株式(大引け)=86円高と4日ぶり反発、好業績株買われ値を上げる
10日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発。半導体関連や鉄鋼などの好業績株に買いが入り、底堅い値動きが続いた。
大引けの日経平均株価は前日比86円63銭高の2万7670円98銭。プライム市場の売買高概算は13億9618万株。売買代金概算は3兆4509億円となった。値上がり銘柄数は808と全体の約44%、値下がり銘柄数は946、変わらずは82銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが249ドル安と続落。金融引き締め長期化が懸念されており、来週発表される米消費者物価指数(CPI)なども警戒された。ただ、東京市場では値を上げてスタート。前日までの下落で値頃感が出ていたほか、業績上方修正と株式分割を発表した東京エレクトロン<8035>が値を上げるなど値がさ株が買われた。先物には海外投資家とみられる買いが流入し、相場を押し上げた。日経平均株価は一時200円を超す上昇となったが、日銀総裁人事に対する関心も強く、買い一巡後は利益確定売りで上昇幅は縮小した。
【市況】日経平均は4日ぶり反発、円安や主力企業好決算で買い先行も伸び悩み/相場概況
日経平均は4日ぶり反発。9日の米株式市場でダウ平均は249.13ドル安と続落。米新規失業保険申請件数が予想を上回り、労働市場の逼迫緩和の思惑が強まったことで買いが先行。ただ、リッチモンド連銀のバーキン総裁が利上げ継続の必要性を強調し、金利が上昇すると下落に転換。来週の米消費者物価指数(CPI)を前にした警戒感も強まり、下げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は-1.01%と続落。一方、為替の円安に加え、主力企業の好決算を好感した買いを背景に、日経平均は126.9円高からスタート。断続的な買いが入る中、午前中ごろには27814.02円(229.67円高)まで上値を伸ばした。一方、米CPI前の警戒感がくすぶる中、前引けにかけては急失速。香港ハンセン指数の大幅下落もあり、後場は一段と上げ幅を縮小して始まると、その後は膠着感の強い展開が続いた。
なお、2月限オプション取引に係る特別清算指数(SQ)は確定値で27779.75円だった。
大引けの日経平均は前日比86.63円高の27670.98円となった。東証プライム市場の売買高は13億9618万株、売買代金は3兆4510億円だった。セクターでは鉄鋼、保険、その他製品が上昇率上位となった一方、石油・石炭、不動産、空運が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の44%、対して値下がり銘柄は52%だった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、半導体や鉄鋼などの好業績が買われる (2月10日)
1.日経平均は86円高と4日ぶり反発、一時200円超の上昇に
2.前日の米国市場は軟調も東京市場は値頃感からの買いで堅調
3.業績上方修正と分割を発表した東エレクなど好業績株が高い
4.好決算の発表を受け日本製鉄や神戸鋼といった鉄鋼株が上昇
5.レーザーテクやSBG、ソニーG、ファナックなどは軟調推移
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比249ドル安と続落した。米長期金利が上昇が重荷となり高PER株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反発。半導体関連や鉄鋼などの好業績株に買いが入り、底堅い値動きが続いた。
前日の米株式市場では、NYダウが続落。金融引き締め長期化が懸念されており、来週発表される米消費者物価指数(CPI)なども警戒された。ただ、東京市場では値を上げてスタート。前日までの下落で値頃感が出ていたほか、業績上方修正と株式分割を発表した東京エレクトロン<8035>が値を上げるなど値がさ株が買われた。先物には海外投資家とみられる買いが流入し、相場を押し上げた。日経平均は一時200円を超す上昇となったが、日銀総裁人事に対する関心も強く、買い一巡後は利益確定売りで上昇幅は縮小した。
日経平均・・・27,670.98円 86.63円
TOPIX・・・1,986.96円 1.96円
JPX日経400・・・17,951.69円 32.69円
東証マザーズ・・・780.79円 -13.57円
東証REIT指数・・・1,823.84円 -4.54円
米ドル円・・・130.80円 -0.34円
ユーロ/円・・・139.88円 -0.88円
NYダウ・・・33,699.88円 -249.13円
NASDAQ・・・11,789.57円 -120.94円
上海総合・・・3,260.67円 -9.7円
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