【市況】東京株式(大引け)=762円安と3日ぶり急反落、全面安で2万8000円割れ
29日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに急反落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派発言でNYダウが急落したことが嫌気され、日経平均株価は全面安となり2万8000円台を割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前週末比762円42銭安の2万7878円96銭。プライム市場の売買高概算は10億7366万株。売買代金概算は2兆5949億万円となった。値上がり銘柄数は174と全体の約9%、値下がり銘柄数は1635、変わらずは28銘柄だった。
前週末26日の米株式市場では、NYダウが1008ドル安と急落。パウエルFRB議長はジャクソンホール会議で、インフレ抑制策を「やり遂げるまで続ける」と発言しタカ派姿勢を鮮明とした。これを嫌気して、NYダウやナスダック指数は急落した。この流れのなか週明けの東京市場もハイテク株などを中心に大幅安の展開。日経平均株価は10日以来、約3週間ぶりとなる2万8000円割れとなった。
【市況】日経平均は3日ぶり大幅反落、米国株の大幅下落受け急落/相場概況
日経平均は3日ぶり大幅反落。先週末26日の米株式市場でNYダウは3日ぶり大幅反落。ジャクソンホール会合でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が想定以上にタカ派的となったため、金利上昇が警戒され投資家心理が悪化し売りが加速した。同時に景気後退懸念の強まりによる売りも再燃し株価を押し下げた。大幅安となった米株式相場を受けた今日の東京市場は売りが先行した。取引開始後、前場の中頃に日経平均が今日の安値をつけた後は、朝方下げたダウ平均先物が下げ止まったことなどが東京市場の株価下支え要因となり、日経平均はやや下げ幅を縮めた。一方、取引時間中に米長期金利が上昇したことなどから積極的な押し目買いは限られ、様子見ムードが強まる中、日経平均は大幅安で本日を終えた。
大引けの日経平均は前日比762.42円安の27878.96円となった。東証プライムの売買高は10億7366万株、売買代金は2兆5949億円だった。セクターでは精密機器、機械、サービス業などが下落。一方、鉱業、石油石炭製品の2業種が上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の89%、対して値上がり銘柄は9%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり急反落、FRBタカ派発言を警戒し2万8000円割れ (8月29日)
1.日経平均は762円安と3日ぶり急反落、全面安商状に
2.ジャクソンホールでのパウエルFBR議長のタカ派発言を警戒
3.26日のNYダウは1000ドル超安で東京市場に売り波及
4.東エレクやレーザーテク、スクリンなど半導体関連株が安い
5.INPEXやレノバ、日本製鉄、三菱自などは堅調で上昇
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比1008ドル安と3日ぶりに急反落した。FRB議長の講演内容を受け、金融引き締めの長期化観測が強まり幅広い銘柄で売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに急反落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派発言でNYダウが急落したことが嫌気され、日経平均は全面安となり2万8000円台を割り込んだ。
前週末26日の米株式市場では、NYダウが急落。パウエルFRB議長はジャクソンホール会議で、インフレ抑制策を「やり遂げるまで続ける」と発言しタカ派姿勢を鮮明とした。これを嫌気して、NYダウやナスダック指数は急落した。この流れのなか週明けの東京市場もハイテク株などを中心に大幅安の展開。日経平均は10日以来、約3週間ぶりとなる2万8000円割れとなった。
日経平均・・・27,878.96円 -762.42円
TOPIX・・・1,944.10円 -35.49円
JPX日経400・・・17,507.30円 -331.09円
東証マザーズ・・・727.22円 -16.5円
東証REIT指数・・・2,029.51円 -6.16円
米ドル円・・・138.27円 1.26円
ユーロ/円・・・138.52円 1.87円
NYダウ・・・32,283.40円 -1008.38円
NASDAQ・・・12,141.71円 -497.55円
上海総合・・・3,240.72円 4.5円
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