【市況】東京株式(大引け)=836円安と大幅続落、2万7000円を割り込む
13日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。米5月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る上昇率となりインフレ懸念が強まるなか、この日の東京市場ではハイテク株などが軒並み安に売られた。
大引けの日経平均株価は前日比836円85銭安の2万6987円44銭。プライム市場の売買高概算は12億1859万株。売買代金概算は2兆8954億円となった。値上がり銘柄数は332と全体の約18%、値下がり銘柄数は1457、変わらずは49銘柄だった。
前週末10日に発表された米5月CPIは前年同月比8.6%上昇と市場予想を上回り、40年5カ月ぶりの水準となった。インフレ懸念が高まるなかNYダウが880ドル安と急落した。この流れを引き継いだ週明けの東京市場は、朝方から売りが膨らむ展開となり、日経平均の下落幅は800円を超え、5月27日以来となる2万7000円割れに下落した。為替市場では、円安が進み一時1ドル=135円10銭台と98年以来、約24年ぶりの安値をつけた。ただ、ハイテク株や自動車株が軟調に推移した。
【市況】日経平均は大幅続落、インフレピークアウト期待消失で27000円割れ/相場概況
日経平均は大幅続落。先週末10日の米株式市場でNYダウは880ドル安と大幅に3日続落。5月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、40年ぶりの高い伸びとなったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速が警戒された。6月のミシガン大消費者マインド指数が過去最低に落ち込んだことで景気後退懸念も強まった。ナスダック総合指数も-3.52%と大幅に3日続落。米国株の急落を受けて、週明けの日経平均は454.63円安とギャップダウンでスタート。時間外取引のナスダック100先物や香港ハンセン指数が大きく下落していたことが投資家心理を一段と悪化させ、その後も終日軟調に推移。日銀のETF買いへの思惑も広がったが、午後中ごろには26948.22円(876.07円安)まで下落、終値でも約2週間ぶりに27000円割れとなった。
大引けの日経平均は前日比836.85円安の26987.44円となった。東証プライム市場の売買高は12億1859万株、売買代金は2兆8954億円だった。セクターでは機械、電気機器、輸送用機器を筆頭に全般売り優勢の展開。一方、電気・ガス、水産・農林、食料品など5業種が上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、米株急落でハイテク株が売られ2万7000円割れ (6月13日)
1.日経平均は836円安と大幅続落、2万7000円割れに下落
2.米5月CPIが予想を上回る上昇率となりインフレ懸念が台頭
3.為替も1ドル=135円台と24年ぶりの円安水準に下落する
4.東エレクやレーザーテク、ソニーGといったハイテク株が安い
5.東ガスや関西電、中国電など電力・ガス株が買い優勢で堅調
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比880ドル安と3日続落した。5月CPIの高い伸びを受けて金融引き締め加速が警戒され幅広い銘柄で売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、日経平均株価は大幅続落。米5月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る上昇率となりインフレ懸念が強まるなか、この日の東京市場ではハイテク株などが軒並み安に売られた。
前週末10日に発表された米5月CPIは前年同月比8.6%上昇と市場予想を上回り、40年5ヵ月ぶりの水準となった。インフレ懸念が高まるなかNYダウが急落した。この流れを引き継いだ週明けの東京市場は、朝方から売りが膨らむ展開となり、日経平均の下落幅は800円を超え、5月27日以来となる2万7000円割れに下落した。為替市場では、円安が進み一時1ドル=135円10銭台と98年以来、約24年ぶりの安値をつけた。ただ、ハイテク株や自動車株が軟調に推移した。
日経平均・・・26,987.44円 -836.85円
TOPIX・・・1,901.06円 -42.03円
JPX日経400・・・17,115.71円 -384.73円
東証マザーズ・・・653.98円 -33.17円
東証REIT指数・・・1,990.26円 -17.48円
米ドル円・・・134.07円 0.48円
ユーロ/円・・・140.27円 -1.68円
NYダウ・・・31,392.79円 -880円
NASDAQ・・・11,340.02円 -414.2円
上海総合・・・3,255.55円 -29.28円
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