【市況】東京株式(大引け)=357円安、米金融引き締め強化の思惑でリスクオフ継続
14日の東京株式市場は主力株中心に売り優勢の地合いが続き、日経平均は大幅続落。一時600円を超える急落をみせる場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比357円58銭安の2万6629円86銭と3日続落。プライム市場の売買高概算は12億6090万株、売買代金概算は3兆333億円。値上がり銘柄数は382、対して値下がり銘柄数は1403、変わらずは53銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧米株安を受け引き続きリスク回避目的の売りが目立った。前日の米国株市場では今週行われるFOMCでFRBが0.75%の大幅利上げに踏み切るとの思惑からNYダウが一時1000ドルを超える下げをみせる波乱展開となった。これを受け東京市場でも市場センチメントが弱気に傾き、主力ハイテク株をはじめ幅広く売り圧力が表面化した。ただ、全体の76%の銘柄が下落したものの、業種別では海運株や銀行株の一角が買われるなど高いセクターもあり、後場になると日経平均も下げ幅を縮小する動きをみせた。前週末から3日連続で大幅安となったとはいえ、きょうは引け際に330円安まで下げ渋り、この日の高値をつけるなど押し目買い意欲の強さも観測された。
【市況】日経平均は大幅に3日続落、米国株の全面急落を受けて投資家心理悪化/相場概況
日経平均は大幅に3日続落。13日の米株式市場でNYダウは876ドル安と大幅に4日続落。インフレ高進・連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペース加速を警戒する動きが続いた。中国での新型コロナ流行再燃が懸念されたほか、暗号資産市場の急落も投資家心理を悪化させ、売りが加速。ナスダック総合指数も-4.68%と大幅に4日続落し、主要株価指数は揃って年初来安値を更新。米国株安を引き継いで日経平均は431.69円安と大幅下落でスタート。寄り付き直後に一時下げ渋ったが、再び失速すると、前場中ごろには26357.90円(629.54円安)まで下落。午後は時間外取引のナスダック100先物が大きく上げ幅を広げたことが短期筋の買い戻しを誘い、緩やかに下げ幅を縮める展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比357.58円安の26629.86円となった。東証プライム市場の売買高は12億6090万株、売買代金は3兆0333億円だった。セクターでは空運、精密機器、不動産を筆頭に全般売り優勢。一方、海運と銀行の2業種が上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の76%、対して値上がり銘柄は21%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、欧米株安で主力株を中心に売り優勢 (6月14日)
1.日経平均は大幅安で3日続落、2万6600円台まで下落
2.前日の欧米株急落を受け、一時600円以上下げる場面も
3.FOMCで利上げ幅0.75%の可能性が取り沙汰される
4.76%の銘柄が下落するも、海運や銀行の一角が買われる
5.引け際330円安まで下げ渋り、押し目買いの動きも観測
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比876ドル安と4日続落した。FRBの積極的な金融を引き締めによる景気後退懸念が強まり売りが優勢となった。
東京市場では、主力株中心に売り優勢の地合いが続き、日経平均株価は大幅続落。一時600円を超える急落をみせる場面もあった。
14日の東京市場は、前日の欧米株安を受け引き続きリスク回避目的の売りが目立った。前日の米国株市場では今週行われるFOMCでFRBが0.75%の大幅利上げに踏み切るとの思惑からNYダウが一時1000ドルを超える下げをみせる波乱展開となった。これを受け東京市場でも市場センチメントが弱気に傾き、主力ハイテク株をはじめ幅広く売り圧力が表面化した。ただ、全体の76%の銘柄が下落したものの、業種別では海運株や銀行株の一角が買われるなど高いセクターもあり、後場になると日経平均も下げ幅を縮小する動きをみせた。前週末から3日連続で大幅安となったとはいえ、本日は引け際に330円安まで下げ渋り、この日の高値をつけるなど押し目買い意欲の強さも観測された。
日経平均・・・26,629.86円 -357.58円
TOPIX・・・1,878.45円 -22.61円
JPX日経400・・・16,910.04円 -205.67円
東証マザーズ・・・654.76円 0.78円
東証REIT指数・・・1,938.36円 -51.9円
米ドル円・・・134.39円 -0.2円
ユーロ/円・・・140.48円 -0.39円
NYダウ・・・30,516.74円 -876.05円
NASDAQ・・・10,809.22円 -530.79円
上海総合・・・3,288.90円 33.35円
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