【市況】東京株式(大引け)=313円安、米株急落嫌気しリスクオフ加速も後場下げ渋る展開に
27日の東京株式市場は、前日の米株急落を受け大きく売り優勢に傾き、日経平均は一時600円以上下げる場面があったが、後半は下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比313円48銭安の2万6386円63銭と反落。プライム市場の売買高概算は16億5561万株、売買代金概算は3兆9994億円。値上がり銘柄数は600、対して値下がり銘柄数は1198、変わらずは40銘柄だった。
きょうの東京市場はリスクオフの流れが加速し日経平均は大きく下値を探る展開を強いられた。前日の米国株市場でNYダウが800ドル超、ナスダック総合株価指数は500ポイント超の下げとなるなど波乱安の展開となった。これを受けて東京市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄に売りがかさみ、日経平均は一時約650円安に売り込まれ、2万6000円大台攻防の様相をみせる場面もあった。中国では上海市以外の主要都市がロックダウンされることへの警戒感が強まっており、世界景気の減速懸念が前日の米株急落の引き金となったが、きょうは上海株市場が朝安後に大きく切り返し、これを横目に日経平均も下げ渋った。結局、下げ幅は300円あまりにとどまり、一時は全面安商状だった個別銘柄も大引け時点で下落したのは65%にとどまっている。
【市況】日経平均は反落、米株急落受けて下落スタートもアジア市況支えに下げ渋る/相場概況
日経平均は反落。26日の米株式市場でNYダウは大幅反落。都市封鎖(ロックダウン)が続く中国経済を中心とした景気後退懸念から投資家心理が悪化。また、ロシアがポーランドへの天然ガスの供給停止を予告するなどウクライナ情勢を巡る不透明感も重しとなった。リスク回避の動きが強まるなか、ナスダック総合指数も大幅に反落。こうした流れを引き継いで、日経平均は386.97円安でスタートすると、朝方に一時26051.04円(649.07円安)まで下落した。節目の26000円手前で下げ止まった後は、中国株・香港株の上昇を支えに大引けまで下げ幅を縮める展開となった。
大引けの日経平均は前日比313.48円安の26386.63円となった。東証プライムの売買高は16億5561万株、売買代金は3兆9994億円だった。セクターでは証券・商品先物取引、その他金融、パルプ・紙などが下落率上位に並んだ一方、海運、鉱業、保険などが上昇率上位に並んだ。東証プライムの値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は33%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米株急落を受けリスク回避の売り優勢 (4月27日)
1.日経平均は反落、一時600円超安で2万6000円大台攻防
2.米株急落受けリスクオフ加速、主力株中心に幅広く売り優勢に
3.中国の主要都市ロックダウンによる世界経済への影響を懸念視
4.上海株市場が朝安後切り返し、これを横にらみに下げ渋る展開
5.引けは300円安程度まで下げ幅を縮小、下落銘柄数も6割強に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比809ドル安と大幅に反落した。中国のロックダウンに対する警戒感が高まり幅広い銘柄で売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株急落を受け大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は一時600円以上下げる場面があったが、後半は下げ渋る展開となった。
27日の東京市場は、リスクオフの流れが加速し日経平均は大きく下値を探る展開を強いられた。前日の米国株市場でNYダウが800ドル超、ナスダック総合株価指数は500ポイント超の下げとなるなど波乱安の展開となった。これを受けて東京市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄に売りがかさみ、日経平均は一時約650円安に売り込まれ、2万6000円大台攻防の様相をみせる場面もあった。中国では上海市以外の主要都市がロックダウンされることへの警戒感が強まっており、世界景気の減速懸念が前日の米株急落の引き金となったが、きょうは上海株市場が朝安後に大きく切り返し、これを横目に日経平均も下げ渋った。結局、下げ幅は300円あまりにとどまり、一時は全面安商状だった個別銘柄も大引け時点で下落したのは65%にとどまっている。
日経平均・・・26,386.63円 -313.48円
TOPIX・・・1,860.76円 -17.75円
JPX日経400・・・16,781.64円 -170.46円
東証マザーズ・・・700.45円 -10.99円
東証REIT指数・・・1,997.66円 9.01円
米ドル円・・・128.08円 0.21円
ユーロ/円・・・135.50円 -1.02円
NYダウ・・・33,240.18円 -809.28円
NASDAQ・・・12,490.74円 -514.1円
上海総合・・・2,958.28円 71.85円
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