【市況】東京株式(大引け)=461円高、日銀の金融緩和策継続受け円安・株高の構図に
28日の東京株式市場は、これまでの下げの反動で大きく切り返しに転じた。後場に日経平均は上げ幅を拡大し、この日の高値圏で着地している。
大引けの日経平均株価は前営業日比461円27銭高の2万6847円90銭と大幅反発。プライム市場の売買高概算は13億8363万株、売買代金概算は3兆4114億円。値上がり銘柄数は1503、対して値下がり銘柄数は295、変わらずは40銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方は強弱観対立のなか売り買いを交錯させていたが、その後は次第に上値追い基調を強めた。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちで取引終盤に値を消したことから、大型連休前の東京市場でも気迷いムードが漂っていた。しかし、好決算銘柄を中心に個別株物色意欲は旺盛だった。後場に入ると、日銀が金融政策決定会合で大規模金融緩和策の維持を決定し、これを受けて外国為替市場で円安が急速に進行、自動車株など輸出セクターの株価に追い風となり全体相場の押し上げ要因となった。また、先物主導で空売りの買い戻しが顕著となり、日経平均は次第高の様相で2万6800円台まで水準を切り上げた。値上がり銘柄数は前引け段階で約7割を占めていたが、後場に入って更に増加し、結局全体の82%の銘柄が上昇した。
【市況】日経平均は大幅反発、好決算や円安で買い、デンソー9%超高/相場概況
日経平均は大幅反発。27日の米国市場でNYダウは反発し、61ドル高となった。中国経済の減速懸念が和らいだことなどを背景に値ごろ感から買いが入ったが、戻りは鈍かった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで43円高からスタートすると、朝方は前日終値を挟んでもみ合い。ただ、3連休を前に売り方の買い戻しが入ったほか、良好な企業決算や日銀の金融緩和維持による円安進行を受けて投資家心理が上向き、引けにかけて26876.95円(前日比490.32円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比461.27円高の26847.90円となった。東証プライム市場の売買高は13億8363万株、売買代金は3兆4114億円だった。業種別では、鉄鋼、鉱業、輸送用機器が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、海運業、サービス業、その他製品の3業種が下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は16%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 急反発、円安進行で輸出株中心に買い優勢 (4月28日)
1.日経平均は急反発、460円あまりの上昇でほぼ高値引け
2.朝方は売り買い交錯もその後買い優勢となり、後場は次第高に
3.日銀決定会合後の円安進行を好感、輸出株中心に上げ足強める
4.先物主導で日経平均は2万6800円台まで水準を切り上げる
5.値上がり銘柄数も後場に入り漸増、全体の8割強の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比61ドル高と反発した。好決算を発表したマイクロソフトとビザが買われ指数を押し上げた。
東京市場では、これまでの下げの反動で大きく切り返しに転じた。後場に日経平均株価は上げ幅を拡大し、この日の高値圏で着地している。
28日の東京市場は、朝方は強弱観対立のなか売り買いを交錯させていたが、その後は次第に上値追い基調を強めた。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちで取引終盤に値を消したことから、大型連休前の東京市場でも気迷いムードが漂っていた。しかし、好決算銘柄を中心に個別株物色意欲は旺盛だった。後場に入ると、日銀が金融政策決定会合で大規模金融緩和策の維持を決定し、これを受けて外国為替市場で円安が急速に進行、自動車株など輸出セクターの株価に追い風となり全体相場の押し上げ要因となった。また、先物主導で空売りの買い戻しが顕著となり、日経平均は次第高の様相で2万6800円台まで水準を切り上げた。プライム市場の値上がり銘柄数は前引け段階で約7割を占めていたが、後場に入って更に増加し、結局全体の82%の銘柄が上昇した。
日経平均・・・26,847.90円 461.27円
TOPIX・・・1,899.62円 38.86円
JPX日経400・・・17,122.20円 340.56円
東証マザーズ・・・694.41円 -6.04円
東証REIT指数・・・1,975.75円 -21.91円
米ドル円・・・130.64円 2.66円
ユーロ/円・・・137.33円 1.37円
NYダウ・・・33,301.93円 61.75円
NASDAQ・・・12,488.93円 -1.81円
上海総合・・・2,975.48円 17.2円
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