【市況】東京株式(大引け)=430円安、リスク回避の売り止まず2万5000円割れ
8日の東京株式市場は引き続きリスク回避の売り圧力が強く、日経平均株価は下値模索の動き。後場も次第安の展開で大幅安となり、2万5000円台を割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比430円46銭安の2万4790円95銭と3日続落。東証1部の売買高概算は18億7340万株、売買代金概算は4兆768億円。値上がり銘柄数は346、対して値下がり銘柄数は1788、変わらずは46銘柄だった。
ロシアのウクライナ侵攻やインフレ懸念を背景に世界的な株安の連鎖が止まらない状況となっている。きょうの東京市場は、前日の欧米株安を受けて売り先行で始まったが、途中では半導体関連などハイテク株への買い戻しが入り、日経平均は下げ幅を縮めプラス転換する場面もあった。しかし、買い戻しが一巡すると、再び売り直される展開となり、後場に入るとリスクオフの流れが急速に強まった。ハイテク株も総じて値を消し、前日まで買われていた資源開発関連や非鉄関連株も大口の売りを浴びる状況に。日経平均は430円あまりの下げでフシ目の2万5000円台を割り込んでの着地となった。全体の8割を超える銘柄が下落。売買代金は4兆円を超える大商いとなった。
【市況】日経平均は大幅に3日続落、25000円割れ、原油価格睨み後場軟化/相場概況
日経平均は大幅に3日続落。7日の米国市場でNYダウは大幅に3日続落し、797ドル安となった。原油価格の高騰でインフレ高進や景気後退への懸念が強まった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで247円安からスタート。前場は欧州各国の首脳がロシア産原油の禁輸に慎重な姿勢を示し、原油価格が下落したことで安心感が広がったとみられ、プラスに転じる場面もあった。しかし、後場は原油価格が再び強含むとともに軟調な展開となり、引けにかけて一時24767.33円(前日比454.08円安)まで下落した
大引けの日経平均は前日比430.46円安の24790.95円となった。25000円を下回るのは2020年11月以来およそ1年4カ月ぶり。東証1部の売買高は18億7340万株、売買代金は4兆0768億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、石油・石炭製品、鉄鋼、海運業、鉱業、非鉄金属が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の82%、対して値上がり銘柄は16%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、欧米株安やインフレ懸念で2万5000円割れ (3月8日)
1.日経平均は大幅安で3日続落、2万5000円台割れ
2.前場は買い戻しでプラス転換も、その後売り直される
3.資源や非鉄関連株も大口の利益確定売りで値を下げる
4.売買代金首位の郵船が大幅安、メガバンクも売られる
5.全体の8割が下落、売買代金は4兆円を超える大商い
■東京市場概況
前日の米国市場は、NYダウは前週末比797ドル安と3日続落した。原油価格の上昇を受けインフレ懸念が高まったことが警戒され幅広い銘柄で売りが優勢となった。
東京市場では引き続きリスク回避の売り圧力が強く、日経平均株価は下値模索の動き。後場も次第安の展開で大幅安となり、2万5000円台を割り込んだ。
ロシアのウクライナ侵攻やインフレ懸念を背景に世界的な株安の連鎖が止まらない状況となっている。本日の東京市場は、前日の欧米株安を受けて売り先行で始まったが、途中では半導体関連などハイテク株への買い戻しが入り、日経平均は下げ幅を縮めプラス転換する場面もあった。しかし、買い戻しが一巡すると、再び売り直される展開となり、後場に入るとリスクオフの流れが急速に強まった。ハイテク株も総じて値を消し、前日まで買われていた資源開発関連や非鉄関連株も大口の売りを浴びる状況に。日経平均は430円あまりの下げでフシ目の2万5000円台を割り込んでの着地となった。全体の8割を超える銘柄が下落。東証1部の売買代金は4兆円を超える大商いとなった。
日経平均・・・24,790.95円 -430.46円
TOPIX・・・1,759.86円 -34.17円
JPX日経400・・・15,884.67円 -300.16円
日経JASDAQ・・・3,450.41円 -42.94円
東証マザーズ・・・681.72円 -10.23円
東証REIT指数・・・1,867.92円 -12.17円
米ドル円・・・115.59円 0.58円
ユーロ/円・・・126.12円 1.1円
NYダウ・・・32,817.38円 -797.42円
NASDAQ・・・12,830.96円 -482.47円
上海総合・・・3,293.53円 -79.32円
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