【市況】東京株式(大引け)=591円安と大幅反落、ウクライナ原発攻撃で嫌気売りも
4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。ウクライナの原子力発電所がロシア軍からの攻撃を受け火災が発生したことで、リスク回避姿勢が強まり日経平均株価は一時、昨年来安値を割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前日比591円80銭安の2万5985円47銭。東証1部の売買高概算は15億2925万株。売買代金概算は3兆6277億円となった。値上がり銘柄数は210と全体の約10%、値下がり銘柄数は1929、変わらずは41銘柄だった。
前日の米株式市場が下落したほか、ウクライナにあるザポロジエ原子力発電所でロシア軍の攻撃を受け火災が発生した、との報道が流れたことから嫌気売りが膨らんだ。ウクライナ情勢の先行き不透明感が警戒され、リスク回避姿勢が強まるなか、日経平均株価は一時800円を超える下落となった。ただ、その後、火災は鎮火されたこともあり、売り一巡後はやや値を戻したが、戻りは鈍かった。今晩の米2月雇用統計の発表を控え、買い手控え気分も強まった。
【市況】日経平均は大幅反落、一時800円超安、ウクライナ原発攻撃で/相場概況
日経平均は大幅反落。3日の米国市場でNYダウは反落し、96ドル安となった。ロシアとウクライナの停戦交渉への期待が支えとなる一方、経済指標の悪化やインフレによる金融引き締め観測が相場を押し下げた。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで155円安からスタート。ウクライナのザポロジエ原子力発電所でロシア軍の攻撃により火災が発生したと報じられると大きく値を崩し、前場中ごろには一時25774.28円(前日比802.99円安)まで下落した。その後も関連報道が相次ぐなか、軟調もみ合いの展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比591.80円安の25985.47円となった。東証1部の売買高は15億2925万株、売買代金は3兆6277億円だった。業種別では、ガラス・土石製品、輸送用機器、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。海運業と石油・石炭製品の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の88%、対して値上がり銘柄は10%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急反落、ウクライナ原発への攻撃が嫌気され売り優勢 (3月4日)
1.日経平均は591円安と急反落、一時2月の昨年来安値を割る
2.ロシア軍によるウクライナ原発攻撃の報道で嫌気売りが膨らむ
3.原発施設の火災は鎮火されたもののリスク回避姿勢は強まる
4.助川電気や木村化、日製鋼といった原発関連株は売り優勢に
5.郵船や商船三井など海運株は買い人気が継続し値を上げる
■東京市場概況
前日の米国市場は、NYダウは前日比96ドル安と反落した。ウクライナ情勢を巡る警戒感が台頭したほか、航空機のボーイング<BA>が大幅安となり指数を押し下げた。
東京市場では、日経平均株価は大幅反落。ウクライナの原子力発電所がロシア軍からの攻撃を受け火災が発生したことで、リスク回避姿勢が強まり日経平均は一時、昨年来安値を割り込んだ。
前日の米株式市場が下落したほか、ウクライナにあるザポロジエ原子力発電所でロシア軍の攻撃を受け火災が発生した、との報道が流れたことから嫌気売りが膨らんだ。ウクライナ情勢の先行き不透明感が警戒され、リスク回避姿勢が強まるなか、日経平均は一時800円を超える下落となった。ただ、その後、火災は鎮火されたこともあり、売り一巡後はやや値を戻したが、戻りは鈍かった。今晩の米2月雇用統計の発表を控え、買い手控え気分も強まった。
日経平均・・・25,985.47円 -591.8円
TOPIX・・・1,844.94円 -36.86円
JPX日経400・・・16,629.84円 -334.35円
日経JASDAQ・・・3,555.84円 -36.13円
東証マザーズ・・・724.65円 -31.21円
東証REIT指数・・・1,890.10円 -3.88円
米ドル円・・・115.36円 -0.36円
ユーロ/円・・・126.54円 -1.88円
NYダウ・・・33,794.66円 -96.69円
NASDAQ・・・13,537.94円 -214.07円
上海総合・・・3,447.64円 -33.46円
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