【市況】東京株式(大引け)=295円高、海外株高追い風にリスク選好の地合い
9日の東京株式市場は前日の欧米株市場が高かったことを受け主力株中心に買いが優勢となった。日経平均は後場に上げ幅を広げる展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比295円35銭高の2万7579円87銭と続伸。東証1部の売買高概算は15億267万株、売買代金概算は3兆3824億円。値上がり銘柄数は1563、対して値下がり銘柄数は544、変わらずは75銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が高かったことや、取引時間中は中国・上海株や香港株をはじめアジア株市場が総じて強い動きを示したこともあって、リスクを取る動きが優勢だった。日経平均は朝高後に伸び悩む場面もあったが、後場に入ると一段高の展開となった。決算発表が佳境入りとなるなかで、好決算銘柄を物色する動きが全体相場を支え、日経平均は一時350円近い上昇を示し、2万7600円台まで水準を切り上げる場面があった。ただ、2万7000円台後半では戻り売り圧力も意識され、引け際に手仕舞い売りが出て、結局上げ幅は300円を下回って着地。個別株物色意欲は旺盛で、値上がり銘柄数は東証1部全体の7割強を占め、売買代金も3兆円台に再び乗せた。
【市況】日経平均は大幅続伸、金利高も米ハイテク株高を好感/相場概況
日経平均は大幅続伸。8日の米株式市場でNYダウは大幅続伸。企業の好決算や新型コロナウイルス感染のピークアウト傾向を好感し堅調に推移。ハイテク・グロース(成長)株にも買いが入り、ナスダック総合指数とフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅高。こうした流れを引き継いで日経平均は204.13円高でスタートすると、企業の好決算も追い風に27500円を回復。戻り待ちの売りが根強く一時失速する場面もあったが、香港ハンセン指数の上昇などを支えに再度騰勢を強めると、再び27500円台に乗せた。後場はトヨタ自<7203>の決算を期待した先回り買いから一段高で始まり、一時27633.10円(348.58円高)まで上昇。トヨタの決算発表後は上げ幅を縮める場面が見られたが、その後も高値圏での堅調推移が続いた。
大引けの日経平均は前日比295.35円高の27579.87円となった。東証1部の売買高は15億0267万株、売買代金は3兆3825億円だった。セクターでは精密機器、鉄鋼、ガラス・土石製品などが上昇率上位に並んだ一方、鉱業、石油・石炭製品、食料品などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、欧米株高を引き継ぎリスク選好の買い優勢 (2月9日)
1.日経平均は続伸、欧米株高を引き継ぎリスクオン
2.後場は買い気強まり一段高、一時350円近い上昇も
3.アジア株市場が総じて強く、市場心理にプラスに働く
4.2万7000円台後半は上値重く引け際に上げ幅縮小
5.好決算銘柄中心に物色意欲は旺盛で7割の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比371ドル高と続伸した。米10年債利回りが上昇するなか、銀行株が買われ全体相場を押し上げた。
東京市場では、前日の欧米株市場が高かったことを受け主力株中心に買いが優勢となった。日経平均株価は後場に上げ幅を広げる展開となった。
9日の東京市場は、前日の欧米株市場が高かったことや、取引時間中は中国・上海株や香港株をはじめアジア株市場が総じて強い動きを示したこともあって、リスクを取る動きが優勢だった。日経平均は朝高後に伸び悩む場面もあったが、後場に入ると一段高の展開となった。決算発表が佳境入りとなるなかで、好決算銘柄を物色する動きが全体相場を支え、日経平均は一時350円近い上昇を示し、2万7600円台まで水準を切り上げる場面があった。ただ、2万7000円台後半では戻り売り圧力も意識され、引け際に手仕舞い売りが出て、結局上げ幅は300円を下回って着地。個別株物色意欲は旺盛で、値上がり銘柄数は東証1部全体の7割強を占め、売買代金も3兆円台に再び乗せた。
日経平均・・・27,579.87円 295.35円
TOPIX・・・1,952.22円 18.16円
JPX日経400・・・17,553.33円 159.63円
日経JASDAQ・・・3,667.80円 24.16円
東証マザーズ・・・756.64円 18.17円
東証REIT指数・・・1,903.95円 31.89円
米ドル円・・・115.42円 -0.06円
ユーロ/円・・・132.04円 0.41円
NYダウ・・・35,462.78円 371.65円
NASDAQ・・・14,194.45円 178.78円
上海総合・・・3,479.94円 27.31円
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