【市況】東京株式(大引け)=35円高、気迷いムードで終盤に値を消す展開に
8日の東京株式市場は模様眺めムードの強いなかも、買いが優勢となり、日経平均株価は反発。ただ、上値の重い展開で小幅の上昇にとどまった。
大引けの日経平均株価は前営業日比35円65銭高の2万7284円52銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は12億8815万株、売買代金概算は2兆9978億円。値上がり銘柄数は1256、対して値下がり銘柄数は833、変わらずは93銘柄だった。
きょうの東京市場は気迷いムードの強い展開となった。前日の米国株市場では主要株指数がまちまちの動きで、NYダウはわずかにプラス圏で引けたもののナスダック総合株価指数は下落するなどはっきりしない地合い。その流れを引き継ぐ格好となった。米国のインフレ懸念を背景とした米長期金利上昇などが引き続き警戒されるなか、積極的に上値を買う動きはみられない。個別では本格化する企業の決算発表を受け、好決算を開示した銘柄に買いが入り、日経平均も一時200円強の上昇をみせる場面があった。しかし、その後は総じて戻り売りに押し返される展開となり、大引けはプラス圏を維持したものの、この日の安値圏で引けている。全体売買代金はわずかに3兆円に届かなかった。3兆円台を割り込んだのは1月26日以来9営業日ぶりとなる。
【市況】日経平均は小幅反発、一時200円超上昇も伸び悩み、海運などに買い/相場概況
日経平均は小幅反発。7日の米国市場でNYダウは1ドル高とほぼ横ばいだった。新型コロナウイルス感染者数の減少や春節明けの中国株の上昇から景気敏感株などに買いが入る一方、長期金利の高止まりでハイテク株に売りが出た。東京市場では前日、米金利上昇を受けてグロース(成長)株を中心に下落しており、本日の日経平均はその反動もあって69円高からスタート。前場中ごろに差し掛かり27461.33円(前日比212.46円高)まで上昇する場面もあったが、10日の米1月消費者物価指数(CPI)発表などを前に伸び悩んだ。
大引けの日経平均は前日比35.65円高の27284.52円となった。東証1部の売買高は12億8815万株、売買代金は2兆9978億円だった。業種別では、海運業、水産・農林業、陸運業が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、精密機器、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は38%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 小幅反発、気迷いムードで上値が重い展開 (2月8日)
1.日経平均は小幅反発、気迷いムードで上値重い
2.米長期金利上昇などを横目に積極的な買いは入らず
3.好決算発表銘柄には買いが集まり、全体相場支える
4.日経平均はプラス圏維持もほぼ安値引けの展開
5.全体売買代金は9営業日ぶりに3兆円台を割り込む
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比1ドル高と3日ぶりに反発した。経済活動の正常化への期待からボーイング<BA>やアメックス<AXP>などが堅調だった。
東京市場では模様眺めムードの強いなかも、買いが優勢となり、日経平均株価は反発。ただ、上値の重い展開で小幅の上昇にとどまった。
8日の東京市場は、気迷いムードの強い展開となった。前日の米国株市場では主要株指数がまちまちの動きで、NYダウはわずかにプラス圏で引けたもののナスダック総合株価指数は下落するなどはっきりしない地合い。その流れを引き継ぐ格好となった。米国のインフレ懸念を背景とした米長期金利上昇などが引き続き警戒されるなか、積極的に上値を買う動きはみられない。個別では本格化する企業の決算発表を受け、好決算を開示した銘柄に買いが入り、日経平均も一時200円強の上昇をみせる場面があった。しかし、その後は総じて戻り売りに押し返される展開となり、大引けはプラス圏を維持したものの、この日の安値圏で引けている。東証1部の売買代金はわずかに3兆円に届かなかった。3兆円台を割り込んだのは1月26日以来9営業日ぶりとなる。
日経平均・・・27,284.52円 35.65円
TOPIX・・・1,934.06円 8.07円
JPX日経400・・・17,393.70円 59.76円
日経JASDAQ・・・3,643.64円 -3.08円
東証マザーズ・・・738.47円 -13.66円
東証REIT指数・・・1,872.06円 -40.1円
米ドル円・・・115.26円 0.01円
ユーロ/円・・・131.59円 -0.17円
NYダウ・・・35,091.13円 1.39円
NASDAQ・・・14,015.66円 -82.33円
上海総合・・・3,452.62円 23.04円
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