【市況】東京株式(大引け)=191円安、米長期金利上昇受け半導体関連など安い
7日の東京株式市場は売り優勢の地合いとなり日経平均は反落。売り一巡後は下げ渋り2万7200円台で着地している。
大引けの日経平均株価は前営業日比191円12銭安の2万7248円87銭と反落。東証1部の売買高概算は13億218万株、売買代金概算は3兆141億円。値上がり銘柄数は783、対して値下がり銘柄数は1313、変わらずは87銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方からリスク回避ムードが強かった。前週末の欧州株市場ではECBの利上げ前倒し懸念などを背景に軒並み安に売られたが、米国株市場でも1月の米雇用統計発表を受け、FRBのタカ派姿勢が一層強まることへの警戒感が上値を重くした。NYダウは小幅安で引けたが、米アマゾンの好決算を受けた株価急伸がハイテク株全般に波及し、ナスダック総合株価指数は高く引けた。ただ、東京市場では米金利上昇を背景にハイテク輸出株には利益確定の売り圧力が拭えなかった。原油市況の上昇を受け資源株の一角が買われたほか、総合商社株がしっかりだった。また銀行や保険株にも買いが入ったが、全体軟調相場は支えきれなかった。売買代金はかろうじて3兆円を上回り、これで8営業日連続で3兆円台の商いをこなしたことになる。
【市況】日経平均は反落、米金利上昇でグロース株売り、レーザーテック3%超安/相場概況
日経平均は反落。4日の米国市場でNYダウは続落し、21ドル安となった。1月雇用統計が予想外に強い内容だったことから、金融引き締め観測が強まるとともに幅広い年限で金利が上昇。ただ、アマゾン・ドット・コムの急伸を受けてハイテク株は堅調に推移した。もっとも、東京市場ではアマゾン急伸を前週末に織り込んでおり、週明けの本日は米金利上昇に伴ってグロース(成長)株を中心に売りが先行。日経平均は112円安からスタートすると、朝方には27085.32円(前週末比354.67円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比191.12円安の27248.87円となった。東証1部の売買高は13億0218万株、売買代金は3兆0141億円だった。業種別では、海運業、精密機器、金属製品が下落率上位だった。一方、保険業、銀行業、パルプ・紙が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、欧米の金融引き締め政策を警戒し売り優勢 (2月7日)
1.日経平均は反落、欧米の金融引き締め政策前倒しを警戒
2.アマゾン効果でナスダック上昇も金利上昇懸念は拭えず
3.東京市場でも半導体関連などハイテク輸出株に売り圧力
4.原油高騰で資源株や金利上昇背景に銀行・保険など高い
5.売買代金はかろうじて3兆円台に乗せ、これで8日連続
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比21ドル安と小幅に続落した。雇用統計の結果を受けて早期の金利上昇が警戒され、景気敏感株の一角が売られた。
週明けの東京市場では、売り優勢の地合いとなり日経平均株価は反落。売り一巡後は下げ渋り2万7200円台で着地している。
7日の東京市場は、朝方からリスク回避ムードが強かった。前週末の欧州株市場ではECBの利上げ前倒し懸念などを背景に軒並み安に売られたが、米国株市場でも1月の米雇用統計発表を受け、FRBのタカ派姿勢が一層強まることへの警戒感が上値を重くした。NYダウは小幅安で引けたが、米アマゾンの好決算を受けた株価急伸がハイテク株全般に波及し、ナスダック総合株価指数は高く引けた。ただ、東京市場では米金利上昇を背景にハイテク輸出株には利益確定の売り圧力が拭えなかった。原油市況の上昇を受け資源株の一角が買われたほか、総合商社株がしっかりだった。また銀行や保険株にも買いが入ったが、全体軟調相場は支えきれなかった。東証1部の売買代金はかろうじて3兆円を上回り、これで8営業日連続で3兆円台の商いをこなしたことになる。
日経平均・・・27,248.87円 -191.12円
TOPIX・・・1,925.99円 -4.57円
JPX日経400・・・17,333.94円 -43.86円
日経JASDAQ・・・3,646.72円 -21.7円
東証マザーズ・・・752.13円 -21.35円
東証REIT指数・・・1,912.16円 -17.77円
米ドル円・・・114.97円 -0.13円
ユーロ/円・・・131.58円 -0.41円
NYダウ・・・35,089.74円 -21.42円
NASDAQ・・・14,098.00円 219.18円
上海総合・・・3,429.58円 68.14円
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