【市況】東京株式(大引け)=102円安、ナスダック大幅安でリスク回避ムード
6日の東京株式市場は前週末の米国株市場でナスダック総合指数の下げが目立ったことで、グロース株中心に利益確定の売りが表面化した。
大引けの日経平均株価は前営業日比102円20銭安の2万7927円37銭と反落。東証1部の売買高概算は10億8694万株、売買代金概算は2兆5071億円。値上がり銘柄数は835、対して値下がり銘柄数は1245、変わらずは104銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避ムードが強かった。前週末の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げが大きく、これが投資家心理を冷やす格好となった。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大を懸念する売りが引き続き上値を重くしている。また、10月の米雇用統計発表を受けてFRBによるテーパリング加速の思惑も嫌気されている。日経平均は朝方こそ予想に反して高くスタートしたが、それもつかの間であっという間にマイナス圏に沈んだ。一時下げ幅は300円を超えたが、一段と下値を売り込む動きはみられず、その後は下げ渋った。日経平均寄与度の高い銘柄が日経平均の値動きに影響したが、個別にみても値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が400以上上回った。
【市況】日経平均は反落、米株安受け一時300円超下落、押し目買いの動きも/相場概況
日経平均は反落。3日の米国市場でNYダウは反落し、59ドル安となった。新型コロナウイルス「オミクロン型」の感染拡大が懸念されたほか、連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化を加速するとの観測も根強かった。週明けの日経平均は40円高と小高くスタートしたが、米株安を受けてリスク回避目的の売りが広がり、朝方に一時27693.91円(前週末比335.66円安)まで下落。一方、28000円を下回る場面では値ごろ感から押し目買いが入り下げ幅を縮めたが、再びプラス転換するまでには至らなかった。
大引けの日経平均は前週末比102.20円安の27927.37円となった。東証1部の売買高は10億8694万株、売買代金は2兆5071億円だった。業種別では、情報・通信業、医薬品、サービス業が下落率上位だった。一方、鉱業、パルプ・紙、鉄鋼が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の57%、対して値上がり銘柄は38%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、米ハイテク株安でリスク回避の売り優勢 (12月6日)
1.日経平均は反落、前週末のナスダック安受けリスク回避売り
2.新型コロナのオミクロン株の感染拡大を懸念する売りが続く
3.10月の米雇用統計通過もテーパリング加速の思惑が拭えず
4.日経平均は一時300円超下落も、その後は下げ渋る展開に
5.売買代金トップのソフトバンクが大幅安で全体の下げに影響
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比59ドル安と反落した。オミクロン株の拡大やFRBの時期尚早の引き締めを警戒した売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、前週末の米国株市場でナスダック総合指数の下げが目立ったことで、日経平均株価はグロース株中心に利益確定の売りが表面化した。
6日の東京市場は、リスク回避ムードが強かった。前週末の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げが大きく、これが投資家心理を冷やす格好となった。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大を懸念する売りが引き続き上値を重くしている。また、10月の米雇用統計発表を受けてFRBによるテーパリング加速の思惑も嫌気されている。日経平均は朝方こそ予想に反して高くスタートしたが、それもつかの間であっという間にマイナス圏に沈んだ。一時下げ幅は300円を超えたが、一段と下値を売り込む動きはみられず、その後は下げ渋った。日経平均寄与度の高い銘柄が日経平均の値動きに影響したが、個別にみても値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が400以上上回った。
日経平均・・・27,927.37円 -102.2円
TOPIX・・・1,947.54円 -10.32円
JPX日経400・・・17,582.35円 -86.35円
日経JASDAQ・・・3,851.31円 -17.97円
東証マザーズ・・・1,008.97円 -39.81円
東証REIT指数・・・2,015.04円 -9.23円
米ドル円・・・113.21円 -0.16円
ユーロ/円・・・127.88円 -0.15円
NYダウ・・・34,580.08円 -59.71円
NASDAQ・・・15,085.47円 -295.84円
上海総合・・・3,589.30円 -18.12円
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