【市況】東京株式(大引け)=546円安、中国不動産リスク嫌気して後場下げ加速
21日の東京株式市場は朝方から買い手控えムードで日経平均は売りに押されてのスタート。後場に入ると急速に下げ幅を広げ波乱含みの下げとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比546円97銭安の2万8708円58銭と3日ぶり大幅反落。東証1部の売買高概算は10億4191万株、売買代金概算は2兆4488億円。値上がり銘柄数は323、対して値下がり銘柄数は1786、変わらずは75銘柄だった。
きょうの東京市場は、大きく売り優勢に傾いた。前日の米国株市場でNYダウが続伸し一時最高値を上回る場面があったが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が上昇一服となったことで買いが見送られる展開となった。後場に入ると中国不動産大手の恒大集団が香港株市場で急落したことで、リスク警戒ムードが高まり先物主導で大幅な下げを強いられた。日経平均は一時2万8600円台まで売り込まれ、大引けも500円を超える下げでほぼ安値引けとなった。アジア株安などが重荷となり買い手控えムードが強い。業種別では33業種すべてがマイナス、個別でも値下がり銘柄数は1800近くに及び、東証1部全体の8割強の銘柄が下落した。特に時価総額上位の主力株が軒並み安に売られ全体指数を押し下げる形となった。
【市況】日経平均は3日ぶり大幅反落、後場値を崩し500円超安、レーザーテックなど急落/相場概況
日経平均は3日ぶり大幅反落。20日の米国市場でNYダウは続伸し、152ドル高となった。ただ、長期金利の上昇でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅反落。半導体製造装置のオランダASMLは決算を受けて売られた。本日の東京市場でも値がさの半導体関連株を中心に売りが先行し、日経平均は102円安からスタート。前場は下げ渋る場面も見られたが、後場になると香港ハンセン指数や時間外取引のNYダウ先物の軟調推移、円相場の上昇などで値を崩し、一時28688.78円(前日比566.77円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比546.97円安の28708.58円となった。東証1部の売買高は10億4191万株、売買代金は2兆4488億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、空運業、精密機器、電気機器、輸送用機器、海運業が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の82%、対して値上がり銘柄は15%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり急反落、中国恒大の株価急落受け売り優勢 (10月21日)
1.日経平均は3日ぶり急反落、下げ幅は500円超に
2.中国不動産大手の恒大集団の株価急落受けリスクオフ
3.アジア株安も市場のセンチメント悪化を助長する形に
4.33業種すべてが下落し、値下がり銘柄数が8割占める
5.時価総額上位の主力株が軒並み安で全体指数押し下げ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比152ドル高と続伸した。ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>など好決算銘柄を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、朝方から買い手控えムードで日経平均株価は売りに押されてのスタート。後場に入ると急速に下げ幅を広げ波乱含みの下げとなった
21日の東京市場は、大きく売り優勢に傾いた。前日の米国株市場でNYダウが続伸し一時最高値を上回る場面があったが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が上昇一服となったことで買いが見送られる展開となった。後場に入ると中国不動産大手の恒大集団が香港株市場で急落したことで、リスク警戒ムードが高まり先物主導で大幅な下げを強いられた。日経平均は一時2万8600円台まで売り込まれ、大引けも500円を超える下げでほぼ安値引けとなった。アジア株安などが重荷となり買い手控えムードが強い。業種別では33業種すべてがマイナス、個別でも値下がり銘柄数は1800近くに及び、東証1部全体の8割強の銘柄が下落した。特に時価総額上位の主力株が軒並み安に売られ全体指数を押し下げる形となった。
日経平均・・・28,708.58円 -546.97円
TOPIX・・・2,000.81円 -26.86円
JPX日経400・・・18,022.48円 -242.74円
日経JASDAQ・・・3,989.69円 -31.35円
東証マザーズ・・・1,114.10円 -26.01円
東証REIT指数・・・2,086.42円 -9.89円
米ドル円・・・114.00円 -0.34円
ユーロ/円・・・132.71円 -0.2円
NYダウ・・・35,609.34円 152.03円
NASDAQ・・・15,121.67円 -7.41円
上海総合・・・3,594.78円 7.78円
0コメント