【市況】東京株式(大引け)=185円安、薄商いのなか下値模索の展開に
週明け5日の東京株式市場は、薄商いのなかリスク回避の売りが優勢。前週末の米国株高を引き継げず、日経平均は下値を模索する展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比185円09銭安の2万8598円19銭と反落。東証1部の売買高概算は7億7429万株、売買代金概算は1兆7144億円。値上がり銘柄数は749、対して値下がり銘柄数は1346、変わらずは97銘柄だった。
きょうの東京市場は思いのほか買い手控えムードが強かった。前週末の米国株市場でNYダウが約2カ月ぶりに最高値を更新、ナスダック総合指数、S&P500指数もともに最高値を更新したことで、リスクオンの流れが期待されたところだったが、国内で感染が広がる新型コロナウイルスを懸念する動きで、東京五輪を契機に感染が更に広がることへの警戒感が売りを誘発した。また、今週後半に予想されるETFの分配金捻出の売りを前に手が出しにくいムードが漂う。ただ、日経平均は一部の指数寄与度の高い値がさ株が大きく売り込まれ下げ幅を拡大した意味合いも強い。値下がり銘柄数は全体の6割強を占めるにとどまった。売買代金は2兆円を割り込み今年最低水準に。前週月曜日も2兆円を割り込んだが今週も週明けは見送りムードの強いスタートとなった。
【市況】日経平均は反落、雇用統計後の米株高も追い風にならず/相場概況
日経平均は反落。2日の米国市場でNYダウは4日続伸し、152ドル高となった。6月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったものの、長期金利の低下でハイテク株を中心に買いが入り、ナスダック総合指数とS&P500指数は揃って過去最高値を更新。しかし、週明けの日経平均は73円安からスタートすると、朝方には28581.08円(前週末比202.20円安)まで下落する場面があった。引き続き新型コロナウイルスの感染拡大が警戒され、4日投開票の東京都議会議員選の結果から政治リスクを指摘する向きもあった。
大引けの日経平均は前週末比185.09円安の28598.19円となった。東証1部の売買高は7億7429万株、売買代金は1兆7144億円だった。業種別では、鉄鋼、情報・通信業、パルプ・紙が下落率上位だった。一方、空運業、海運業、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、薄商いのなかリスク回避の売りが優勢 (7月5日)
1.日経平均は反落、薄商いのなかリスク回避の売りが優勢に
2.米国株は主要3指数が最高値更新も日本株はこれに追随できず
3.東京五輪を契機とした新型コロナ感染拡大を懸念する流れに
4.週後半に予定されるETFの分配金捻出に伴う売り圧力も警戒
5.売買代金は1兆7000億円台にとどまり、今年最低水準となる
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比152ドル高と4日続伸し過去最高値を更新した。米6月雇用統計が市場予想を上回ったことが好感され、アップル<AAPL>や、マイクロソフト<MSFT>などハイテク株が買われた。
週明けの東京市場では、薄商いのなかリスク回避の売りが優勢。前週末の米国株高を引き継げず、日経平均株価は下値を模索する展開となった。
5日の東京市場は、思いのほか買い手控えムードが強かった。前週末の米国株市場でNYダウが約2ヵ月ぶりに最高値を更新、ナスダック総合指数、S&P500指数もともに最高値を更新したことで、リスクオンの流れが期待されたところだったが、国内で感染が広がる新型コロナウイルスを懸念する動きで、東京五輪を契機に感染が更に広がることへの警戒感が売りを誘発した。また、今週後半に予想されるETFの分配金捻出の売りを前に手が出しにくいムードが漂う。ただ、日経平均は一部の指数寄与度の高い値がさ株が大きく売り込まれ下げ幅を拡大した意味合いも強い。値下がり銘柄数は全体の6割強を占めるにとどまった。東証1部売買代金は2兆円を割り込み今年最低水準に。前週月曜日も2兆円を割り込んだが今週も週明けは見送りムードの強いスタートとなった。
日経平均・・・28598.19円 -185.09円
TOPIX・・・1948.99円 -7.32円
JPX日経400・・・17551.24円 -53.58円
日経JASDAQ・・・3982.94円 -1.19円
東証マザーズ・・・1190.83円 -9.54円
東証REIT指数・・・2176.38円 14.22円
米ドル円・・・110.86円 -0.7円
ユーロ/円・・・131.6円 -0.31円
NYダウ・・・34786.35円 152.82円
NASDAQ・・・14639.32円 116.94円
上海総合・・・3534.32円 15.56円
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