【市況】東京株式(大引け)=190円高、企業の好決算期待でリスク選好の地合い
週明け25日の東京株式市場は日経平均が反発に転じ、取引終了近くに上げ幅を広げ、1990年8月初旬以来の高値を更新した。
大引けの日経平均株価は前営業日比190円84銭高の2万8822円29銭と反発。東証1部の売買高概算は10億1645万株、売買代金概算は2兆1050億4000万円。値上がり銘柄数は1449、対して値下がり銘柄数は654、変わらずは87銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方買い優勢で日経平均は高く始まったもののすぐに値を消しマイナス圏に沈む場面もあった。バイデン新政権が打ち出す大型景気刺激策に対する先行き不透明感が上値を重くしたが、その後は再び買いが優勢となり2万8000円台後半で売り物をこなす展開に。大引けにかけては先物を絡め一段高となり、日経平均は30年半ぶりの高値を更新して引けた。今週から本格化する主力企業の決算発表は総じて好調とのコンセンサスが高まるなか、全体はリスクを取る動きが優勢となった。全体の66%の銘柄が上昇し、業種別では33業種中22業種が上昇した。半導体関連株に買われるものが目立ち、全体相場を牽引した。売買代金は盛り上がりを欠いたが2兆円台は上回った。
【市況】日経平均は反発、終値30年半ぶり高値、ファストリやエムスリーに買い/相場概況
日経平均は反発。22日の米国市場でNYダウは続落し、179ドル安となった。IBMやインテルの決算が嫌気されたほか、バイデン政権が提示した追加経済対策を巡り共和党の反対意見が強まっているとも伝わった。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅ながら4日続伸し、連日で過去最高値を更新。週明けの東京市場でも決算期待の高い値がさ株などに買いが入り、日経平均は67円高からスタートした。朝方にマイナスへ転じる場面もあったが、香港株の上昇などが支援材料となってこの日の高値で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比190.84円高の28822.29円となった。終値としては昨年来高値を更新し、およそ30年半ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は10億1645万株、売買代金は2兆1050億円だった。業種別では、医薬品、繊維製品、サービス業が上昇率上位だった。一方、海運業、建設業、金属製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は30%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、半導体関連が買われ30年半ぶりの高値 (1月25日)
1.日経平均は反発、引け際一段高で30年半ぶりの高値をつける
2.朝方はバイデン新政権の打ち出す大型景気対策の不透明感が重荷に
3.その後は切り返し、2万8000円台後半で売り物を吸収する展開
4.全体の66%の銘柄が上昇し、特に半導体関連が買われ全体を牽引
5.全体売買代金はやや盛り上がりを欠いたものの2兆円大台はキープ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比179ドル安と続落した。バイデン政権が進める1.9兆ドルの追加経済対策に対する不透明感が強まったことから売りが優勢となった。
週明けの東京市場では日経平均株価が反発に転じ、取引終了近くに上げ幅を広げ、1990年8月初旬以来の高値を更新した。
25日の東京市場は、朝方買い優勢で日経平均は高く始まったもののすぐに値を消しマイナス圏に沈む場面もあった。バイデン新政権が打ち出す大型景気刺激策に対する先行き不透明感が上値を重くしたが、その後は再び買いが優勢となり2万8000円台後半で売り物をこなす展開に。大引けにかけては先物を絡め一段高となり、日経平均は30年半ぶりの高値を更新して引けた。今週から本格化する主力企業の決算発表は総じて好調とのコンセンサスが高まるなか、全体はリスクを取る動きが優勢となった。全体の66%の銘柄が上昇し、業種別では33業種中22業種が上昇した。半導体関連株に買われるものが目立ち、全体相場を牽引した。売買代金は盛り上がりを欠いたが2兆円台は上回った。
日経平均・・・28822.29円 190.84円
TOPIX・・・1862円 5.36円
JPX日経400・・・16920.66円 54.46円
日経JASDAQ・・・3839.88円 19.91円
東証マザーズ・・・1301.12円 9.01円
米ドル円・・・103.81円 0.14円
ユーロ/円・・・126.2円 0.18円
NYダウ・・・30996.98円 -179.03円
NASDAQ・・・13543.06円 12.14円
上海総合・・・3624.23円 17.48円
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