【市況】東京株式(大引け)=99円安、新型コロナ警戒で続落もハイテク株が下値支える
5日の東京株式市場は前日の米株急落を受け売りに押される展開となり、日経平均の下値模索が継続した。ただ、下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比99円75銭安の2万7158円63銭と3日続落。東証1部の売買高概算は9億8953万株、売買代金概算は2兆1336億2000万円。値上がり銘柄数は897、対して値下がり銘柄数は1184、変わらずは106銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って大幅下落したことを受け、リスク回避の売りに押された。国内外で新型コロナウイルスの感染拡大が勢いを増していることに加え、米国で5日に行われるジョージア州の上院選2議席の決選投票を控え、この結果を見極めたいとの思惑が見送りムードにつながっている。政府が7日にも東京都など1都3県を対象に緊急事態宣言の再発令を検討すると表明したこともネガティブ材料となっている。ただ、下値では買い板が厚く、アジア株が堅調だったこともあって、前場中盤と後場寄りに日経平均が小幅プラス圏に浮上する場面もあった。半導体関連などを中心にハイテク株に値を上げる銘柄が多く全体相場を支える形となった。一方、外国為替市場でドル売りの動きが強まり、円高に振れたことで為替感応度の高い自動車株などが売られた。
【市況】日経平均は3日続落、米上院決選投票を控え上値重く/相場概況
日経平均は3日続落。年明け最初の取引となった4日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、382ドル安となった。英国のロックダウン(都市封鎖)実施、さらに5日に予定される米ジョージア州の上院決選投票への警戒感などから一時700ドル超下落。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで107円安からスタートしたが、根強い先高観を背景に押し目買いが入り、プラス圏に浮上する場面が度々あった。ただ、一段の上値追いの動きは限られ、後場には一時27073.46円(前日比184.92円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比99.75円安の27158.63円となった。東証1部の売買高は9億8953万株、売買代金は2兆1336億円だった。業種別では、陸運業、医薬品、輸送用機器が下落率上位だった。一方、証券、電気機器、金属製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は41%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米株急落や円高で自動車株などが安い (1月5日)
1.日経平均は3日続落、前日の米国株の急落を受け売り優勢に
2.ジョージア州上院選決選投票を控え、結果を見極めたいとの思惑
3.半導体関連などハイテク株が買われ、一時プラス圏浮上の場面も
4.政府が緊急事態宣言発令を検討することを表明、上値を押さえる
5.円高が進み、自動車株など為替感応度の高い輸出セクターが軟調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前営業日比382ドル安と3日ぶりに反落した。新型コロナウイルス感染拡大や、米ジョージア州の上院決戦投票を控え利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株急落を受け売りに押される展開となり、日経平均株価の下値模索が継続した。ただ、下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的だった。
5日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って大幅下落したことを受け、リスク回避の売りに押された。国内外で新型コロナウイルスの感染拡大が勢いを増していることに加え、米国で5日に行われるジョージア州の上院選2議席の決選投票を控え、この結果を見極めたいとの思惑が見送りムードにつながっている。政府が7日にも東京都など1都3県を対象に緊急事態宣言の再発令を検討すると表明したこともネガティブ材料となっている。ただ、下値では買い板が厚く、アジア株が堅調だったこともあって、前場中盤と後場寄りに日経平均が小幅プラス圏に浮上する場面もあった。半導体関連などを中心にハイテク株に値を上げる銘柄が多く全体相場を支える形となった。一方、外国為替市場でドル売りの動きが強まり、円高に振れたことで為替感応度の高い自動車株などが売られた。
日経平均・・・27158.63円 -99.75円
TOPIX・・・1791.22円 -3.37円
JPX日経400・・・16214.28円 -37.05円
日経JASDAQ・・・3735.4円 12.06円
東証マザーズ・・・1211.05円 -10.96円
米ドル円・・・102.81円 -0.1円
ユーロ/円・・・126.26円 0.06円
NYダウ・・・30223.89円 -382.59円
NASDAQ・・・12698.44円 -189.83円
上海総合・・・3528.67円 25.71円
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