【市況】東京株式(大引け)=48円安、後場押し目買いに下げ渋るも商い低調
週明け21日の東京株式市場は買い先行で始まったが、日経平均はすぐにマイナス圏に沈む展開に。後場は下げ渋ったものの続落となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比48円97銭安の2万6714円42銭と続落。東証1部の売買高概算は10億4210万株、売買代金概算は2兆153億3000万円。値上がり銘柄数は842、対して値下がり銘柄数は1237、変わらずは105銘柄だった。
きょうの東京市場は、朝方は米国で93兆円規模の追加対策発動で与野党が合意に近づいたとの報道がポジティブ視され日経平均は高く始まったが、買いは続かずその後はすぐに値を消す展開を強いられた。世界的に新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が高まっており、日本国内でもここにきて感染者数の増加が顕著となり市場のセンチメントを悪化させている。ワクチン普及に対する期待はあるものの、英国で新型コロナの変異種による感染拡大が広がっており、欧州でも変異種の感染が確認されたことで、新たな不安を呼んでいる。ただ、後場に入ると日銀のETF買いに対する期待などもあって、押し目買いが顕在化し一貫して下げ渋る展開となった。非鉄や鉄鋼株などに買われるものが目立つ。全体売買代金は、2兆円はかろうじてキープしたものの低調だった。
【市況】日経平均は小幅続落、米政策合意を好感も変異種などに警戒感/相場概況
日経平均は小幅続落。18日の米国市場でNYダウは反落し、124ドル安となった。ただ、与野党が追加経済対策で大筋合意に達し、NYダウ先物が時間外取引で上昇するとともに、週明けの日経平均は70円高からスタート。朝方には一時26905.67円(前週末比142.28円高)まで上昇したが、英国で新型コロナウイルスの変異種が感染拡大していることなどが警戒され、前場中ごろを過ぎると26533.63円(同229.76円安)まで下落する場面があった。後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い実施の観測を支えに下げ渋った。
大引けの日経平均は前週末比48.97円安の26714.42円となった。東証1部の売買高は10億4210万株、売買代金は2兆0153億円だった。業種別では、空運業、その他製品、鉱業が下落率上位だった。一方、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、鉄鋼が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の57%、対して値上がり銘柄は39%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、朝高もコロナの変異種確認で買い続かず (12月21日)
1.日経平均は続落、朝方こそ高く始まるも買いは続かず
2.米国で93兆円規模の追加経済対策の与野党合意が伝わる
3.英国で新型コロナの変異種が確認され投資家心理を冷やす
4.後場は日銀ETF買いの期待から一貫して下げ渋る展開に
5.売買代金はかろうじて2兆円大台をキープしたものの低調
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比124ドル安と反落した。米追加経済対策に対する不透明感を背景に利益確定売りが優勢となった。
週明けの東京市場では買い先行で始まったが、日経平均株価はすぐにマイナス圏に沈む展開に。後場は下げ渋ったものの続落となった。
21日の東京市場は、朝方は米国で93兆円規模の追加対策発動で与野党が合意に近づいたとの報道がポジティブ視され日経平均は高く始まったが、買いは続かずその後はすぐに値を消す展開を強いられた。世界的に新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が高まっており、日本国内でもここにきて感染者数の増加が顕著となり市場のセンチメントを悪化させている。ワクチン普及に対する期待はあるものの、英国で新型コロナの変異種による感染拡大が広がっており、欧州でも変異種の感染が確認されたことで、新たな不安を呼んでいる。ただ、後場に入ると日銀のETF買いに対する期待などもあって、押し目買いが顕在化し一貫して下げ渋る展開となった。非鉄や鉄鋼株などに買われるものが目立つ。東証1部の売買代金は、2兆円はかろうじてキープしたものの低調だった。
日経平均・・・26714.42円 -48.97円
TOPIX・・・1789.05円 -4.19円
JPX日経400・・・16149.67円 -42.3円
日経JASDAQ・・・3700.59円 -14.98円
東証マザーズ・・・1176.49円 -9.97円
米ドル円・・・103.84円 0.38円
ユーロ/円・・・126.21円 -0.5円
NYダウ・・・30179.05円 -124.32円
NASDAQ・・・12755.63円 -9.1円
上海総合・・・3420.56円 25.67円
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