【市況】東京株式(大引け)=278円安、新型コロナ警戒強まり全面安症状に
22日の東京株式市場は、朝方から売り優勢の展開となり日経平均は下値模索の動きを強めた。後場に売り直され下げ幅は一時300円を超えた。
大引けの日経平均株価は前営業日比278円03銭安の2万6436円39銭と3日続落。東証1部の売買高概算は10億7265万株、売買代金概算は2兆319億9000万円。値上がり銘柄数は141、対して値下がり銘柄数は2018、変わらずは26銘柄だった。
きょうの東京市場は前日の欧州株全面安の影響もあってリスク回避の売りが終始優勢だった。英国で新型コロナウイルスの変異種の感染が広がっていることが嫌気され、前日の欧州株は軒並み大幅な下げとなった。米国株市場ではNYダウが一時400ドルを超える下げとなったものの、その後は追加経済対策への期待からプラス圏に切り返して引けた。米国株が歯止めをかけたことはポジティブ材料ながら、日本国内でも新型コロナ感染者数の拡大が続くなか、企業業績への影響などが懸念されるところ。東京市場では押し目に買い向かう動きは限定的だった。それでも、前場は日銀のETF買いを期待して下げ渋る場面があったが、後場は先物主導で売り直される展開を余儀なくされた。値下がり銘柄数は2000を超え、東証1部全体の9割超の銘柄が下落した。
【市況】日経平均は3日続落、コロナ懸念に利益確定・損出しの売りも/相場概況
日経平均は3日続落。21日の米国市場でNYダウは反発し、37ドル高となった。新型コロナウイルスワクチンや追加経済対策への期待が支えとなった。一方、国内外で新型コロナ感染拡大が続いているうえ、英国で広がる変異種への警戒感も根強く、本日の日経平均は155円安からスタート。日中は日銀による上場投資信託(ETF)買い実施への期待から下げ渋る場面があったものの、年末に向けた損出しの売りや利益確定の売りも幅広く出て、引けにかけて一時26361.66円(前日比352.76円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比278.03円安の26436.39円となった。東証1部の売買高は10億7265万株、売買代金は2兆0319億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、鉱業、海運業、鉄鋼、非鉄金属、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の92%、対して値上がり銘柄は6%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、新型コロナ感染拡大への警戒で売り優勢 (12月22日)
1.日経平均は3日続落、後場に崩れ一時300円超の下げに
2.英国で確認された新型コロナ変異種による経済への影響を懸念
3.国内も新型コロナ感染拡大への警戒感高まるなか終始売り優勢
4.日銀によるETF買いの思惑もきょうは下げに歯止めかからず
5.値下がり銘柄数は2000を超え、全体の9割超の銘柄が下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比37ドル高と反発した。米追加経済対策の成立に向けた期待が膨らみ、売り一巡後は値を戻しプラス圏に浮上した。
東京市場では、朝方から売り優勢の展開となり日経平均株価は下値模索の動きを強めた。後場に売り直され下げ幅は一時300円を超えた。
22日の東京市場は、前日の欧州株全面安の影響もあってリスク回避の売りが終始優勢だった。英国で新型コロナウイルスの変異種の感染が広がっていることが嫌気され、前日の欧州株は軒並み大幅な下げとなった。米国株市場ではNYダウが一時400ドルを超える下げとなったものの、その後は追加経済対策への期待からプラス圏に切り返して引けた。米国株が歯止めをかけたことはポジティブ材料ながら、日本国内でも新型コロナ感染者数の拡大が続くなか、企業業績への影響などが懸念されるところ。東京市場では押し目に買い向かう動きは限定的だった。それでも、前場は日銀のETF買いを期待して下げ渋る場面があったが、後場は先物主導で売り直される展開を余儀なくされた。値下がり銘柄数は2000を超え、東証1部全体の9割超の銘柄が下落した。
日経平均・・・26436.39円 -278.03円
TOPIX・・・1761.12円 -27.93円
JPX日経400・・・15922.86円 -226.81円
日経JASDAQ・・・3646.21円 -54.38円
東証マザーズ・・・1128.9円 -47.59円
米ドル円・・・103.4円 -0.19円
ユーロ/円・・・126.39円 0.27円
NYダウ・・・30216.45円 37.4円
NASDAQ・・・12742.51円 -13.12円
上海総合・・・3356.78円 -63.78円
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