【市況】東京株式(大引け)=69円高、米株高受け反発も寄り後は伸び悩む展開に
16日の東京株式市場は前日の米株高を受け終始プラス圏で推移したものの、日経平均は朝方に高値をつけその後は漸次伸び悩む展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比69円56銭高の2万6757円40銭と反発。東証1部の売買高概算は11億1010万株、売買代金概算は2兆1404億8000万円。値上がり銘柄数は1000、対して値下がり銘柄数は1083、変わらずは99銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが3万ドル台を回復し、ナスダック総合指数が最高値を更新したことを受け、リスク選好の地合いとなった。米国では選挙人投票を経てバイデン氏が次期大統領就任を確定させ、米追加経済対策の協議進展観測や、ワクチン普及への期待が株式市場を支えた。ただ、FOMCの結果を日本時間17日早朝に控えるほか、パウエルFRB議長の会見を見極めたいとの思惑もあり積極的な買いも入りにくかった。取引時間中はアジア株が総じて強い動きをみせたが、米株価指数先物が高安まちまちの動きとなるなどで、今一つ勢いに乗れなかった。値上がり銘柄数を値下がりが上回ったほか、全体売買代金も膨らまず、2兆円台はキープしたものの今月8日以来となる低水準だった。
【市況】日経平均は反発、ワクチン普及の期待高まるも米FOMCを前に様子見ムード強まる/相場概況
日経平均は反発。前日の米国株式市場では、追加経済対策への合意期待が高まったほか、米ファイザーに続いてモデルナが開発するワクチンも食品医薬品局(FDA)により緊急使用が今週中には許可されるとの期待から、大幅反発となった。これを受けて、日経平均もギャップアップで始まり、一時はザラ場ベースでの年初来高値26894.25円(12月7日)に迫る26874.98円を付ける場面がみられた。しかし、日本時間17日未明に判明予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を目前に控えていることから、内容を見極めたいとする様子見ムードが次第に強まり、朝方の寄り付き直後を高値にその後は利益確定売りに押される展開となった。
大引けの日経平均は前日比69.56円高の26757.40円となった。東証1部の売買高は11億1010万株、売買代金は2兆1404億円だった。セクター別では、パルプ・紙、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、その他製品などが上昇率上位に並んだ。一方、陸運業、ゴム製品、医薬品、小売売業、サービス業などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は45%、対して値下がり銘柄は全体の49%であった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、朝高もFOMCの結果待ちで伸び悩む (12月16日)
1.日経平均は反発、米株高受け買い先行も寄り後は漸次伸び悩む展開
2.米株市場ではワクチン普及と追加経済対策期待でナスダック最高値
3.バイデン氏は選挙人投票で次期米大統領就任が確定し、安心材料に
4.日本時間17日早朝のFOMCの結果待ちで積極的な買いは入らず
5.値上がり数を値下がりが上回り、売買代金は2兆円台キープも低調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比337ドル高と反発した。米追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチンの普及に期待する買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米株高を受け終始プラス圏で推移したものの、日経平均株価は朝方に高値をつけその後は漸次伸び悩む展開となった。
16日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが3万ドル台を回復し、ナスダック総合指数が最高値を更新したことを受け、リスク選好の地合いとなった。米国では選挙人投票を経てバイデン氏が次期大統領就任を確定させ、米追加経済対策の協議進展観測や、ワクチン普及への期待が株式市場を支えた。ただ、FOMCの結果を日本時間17日早朝に控えるほか、パウエルFRB議長の会見を見極めたいとの思惑もあり積極的な買いも入りにくかった。取引時間中はアジア株が総じて強い動きをみせたが、米株価指数先物が高安まちまちの動きとなるなどで、今一つ勢いに乗れなかった。値上がり銘柄数を値下がりが上回ったほか、東証1部の売買代金も膨らまず、2兆円台はキープしたものの今月8日以来となる低水準だった。
日経平均・・・26757.4円 69.56円
TOPIX・・・1786.83円 4.78円
JPX日経400・・・16147.92円 38.08円
日経JASDAQ・・・3702.94円 -4.35円
東証マザーズ・・・1157.28円 -13.79円
米ドル円・・・103.28円 -0.78円
ユーロ/円・・・125.96円 -0.34円
NYダウ・・・30199.31円 337.76円
NASDAQ・・・12595.05円 155.01円
上海総合・・・3366.98円 -0.24円
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