【市況】東京株式(大引け)=44円安、新型コロナ拡大で経済活動への影響を警戒
15日の東京株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことなどを嫌気して軟調な地合いとなったが、下値では押し目買いも観測された。
大引けの日経平均株価は前営業日比44円60銭安の2万6687円84銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は11億1825万株、売買代金概算は2兆2219億2000万円。値上がり銘柄数は894、対して値下がり銘柄数は1177、変わらずは110銘柄だった。
きょうの東京市場は、見送りムードの強い展開となった。世界的に新型コロナの感染拡大が加速し、ロックダウンなどの経済活動を規制する動きが再燃、国内でも菅政権は観光支援策を一時停止することを決定、景気先行きに対する懸念が買い気を削ぐ格好となった。あすまでの日程で行われるFOMCの結果を見極めたいとの思惑も上値を重くした。ただ、前日の米国株市場ではNYダウが安かったもののハイテク株比率の高いナスダック総合指数はプラス圏を維持したこともあって、東京市場でも日経平均の下げ幅は限定的なものにとどまった。業種別では33業種中、値上がりは紙パルプ、ガラス土石、非鉄など5業種にとどまり、値下がりでは空運株の下落率が際立っている。全体売買代金は2兆2000億円台と8日以来の低水準だった。
【市況】日経平均は小幅反落、国内外のコロナ拡大で売り優勢/相場概況
日経平均は小幅反落。14日の米国市場でNYダウは反落し、184ドル安となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴いニューヨーク市のデブラシオ市長がロックダウン(都市封鎖)実施の可能性を示唆し、投資家心理が悪化した。国内でも政府が観光需要喚起策「Go Toトラベル」を一定期間停止すると発表し、本日の日経平均はこれらを嫌気して49円安からスタート。下値では押し目買いも入ったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に上値を追う動きは限られ、後場には一時26605.54円(前日比126.90円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比44.60円安の26687.84円となった。東証1部の売買高は11億1825万株、売買代金は2兆2219億円だった。業種別では、空運業、保険業、鉄鋼が下落率上位だった。一方、パルプ・紙、ガラス・土石製品、非鉄金属など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は41%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、新型コロナの感染拡大による景気悪化を懸念 (12月15日)
1.日経平均は反落、押し目買いで下げ幅は小幅にとどまる
2.新型コロナの世界的感染拡大でロックダウンの動きなど警戒
3.国内でも観光支援策の停止で景気先行きへの懸念が再び浮上
4.市場の視線はFOMCの結果とパウエルFRB議長の会見に
5.業種別の値上がりはわずか5業種で、下げは空運株が目立つ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比184ドル安と反落した。ワクチン接種開始を好感も、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動制限を懸念した売りが出た。
東京市場では、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことなどを嫌気して日経平均株価は軟調な地合いとなったが、下値では押し目買いも観測された。
15日の東京市場は、見送りムードの強い展開となった。世界的に新型コロナの感染拡大が加速し、ロックダウンなどの経済活動を規制する動きが再燃、国内でも菅政権は観光支援策を一時停止することを決定、景気先行きに対する懸念が買い気を削ぐ格好となった。あすまでの日程で行われるFOMCの結果を見極めたいとの思惑も上値を重くした。ただ、前日の米国株市場ではNYダウが安かったもののハイテク株比率の高いナスダック総合指数はプラス圏を維持したこともあって、東京市場でも日経平均の下げ幅は限定的なものにとどまった。業種別では33業種中、値上がりは紙パルプ、ガラス土石、非鉄など5業種にとどまり、値下がりでは空運株の下落率が際立っている。東証1部の売買代金は2兆2000億円台と8日以来の低水準だった。
日経平均・・・26687.84円 -44.6円
TOPIX・・・1782.05円 -8.47円
JPX日経400・・・16109.84円 -85.22円
日経JASDAQ・・・3707.29円 -14.03円
東証マザーズ・・・1171.07円 -16.81円
米ドル円・・・103.98円 0.07円
ユーロ/円・・・126.46円 0.18円
NYダウ・・・29861.55円 -184.82円
NASDAQ・・・12440.04円 62.16円
上海総合・・・3367.23円 -1.88円
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