【市況】東京株式(大引け)=79円高、ワクチン普及期待で買い優勢も後場は息切れ
14日の東京株式市場は朝方売り買い交錯で始まった後、日経平均が急速に上値指向となる買い気の強い地合いだったが、後場に入ると上値が重くなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比79円92銭高の2万6732円44銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は11億5345万株、売買代金概算は2兆3331億4000万円。値上がり銘柄数は1333、対して値下がり銘柄数は755、変わらずは92銘柄だった。
きょうの東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数などが高安まちまちではっきりしない展開だったこともあって、様子見ムードが予想されたが、寄り後は急速に買い優勢となった。英国や米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が開始され、ワクチン普及によって経済活動が正常化することへの期待がマーケット心理を強気に傾けた。ただ、日経平均2万7000円台が近づくと利益確定の売り圧力が強まるこれまでのパターンとなり、後場に入ると上値の重さが意識され取引終盤には2万6700円近辺まで水準を切り下げた。業種別では海運や機械など景気敏感セクターの一角に買いが目立った。個別株ベースでみると、前引け時点では8割以上の銘柄が上昇していたが、後場終盤に伸び悩んだこともあり、大引けは6割強にまで減少した。
【市況】日経平均は3日ぶり反発、国内外の好材料にも上値重く/相場概況
日経平均は3日ぶり反発。米国では食品医薬品局(FDA)がファイザーなどの新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を承認し、超党派議員グループが14日にも経済対策法案を公表すると伝わった。取引開始前に発表された日銀の12月全国企業短期経済観測調査(短観)が改善したこともあり、週明けの日経平均は7円高からスタートすると、朝方に一時26870.47円(前週末比217.95円高)まで上昇。ただ、足元の新型コロナ感染拡大や自粛要請の広がりへの警戒感も根強く、買い一巡後は上値の重い展開となった。
大引けの日経平均は前週末比79.92円高の26732.44円となった。東証1部の売買高は11億5345万株、売買代金は2兆3331億円だった。業種別では、海運業、その他製品、機械が上昇率上位だった。一方、証券、空運業、精密機器が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は35%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、ワクチン普及期待で買い優勢 (12月14日)
1.日経平均は3日ぶり反発、ワクチン普及期待で買い優勢
2.英国に続き米国でもファイザーのワクチン承認が追い風材料
3.日経平均2万7000円近辺では戻り売りに押され伸び悩む
4.前引け時点では8割以上の銘柄が上昇も大引けは減少傾向に
5.業種別では海運や機械など景気敏感株の一角に買いが目立つ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比47ドル高と3日ぶりに反発した。米食品医薬品局(FDA)は米ファイザーが開発した新型コロナワクチンの使用を推奨したことを受け、経済活動の正常化に対する期待が相場を支えた。
週明けの東京市場では、朝方売り買い交錯で始まった後、日経平均株価が急速に上値指向となる買い気の強い地合いだったが、後場に入ると上値が重くなった。
14日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数などが高安まちまちではっきりしない展開だったこともあって、様子見ムードが予想されたが、寄り後は急速に買い優勢となった。英国や米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が開始され、ワクチン普及によって経済活動が正常化することへの期待がマーケット心理を強気に傾けた。ただ、日経平均2万7000円台が近づくと利益確定の売り圧力が強まるこれまでのパターンとなり、後場に入ると上値の重さが意識され取引終盤には2万6700円近辺まで水準を切り下げた。業種別では海運や機械など景気敏感セクターの一角に買いが目立った。個別株ベースでみると、前引け時点では8割以上の銘柄が上昇していたが、後場終盤に伸び悩んだこともあり、大引けは6割強にまで減少した。
日経平均・・・26732.44円 79.92円
TOPIX・・・1790.52円 8.51円
JPX日経400・・・16195.06円 65.37円
日経JASDAQ・・・3721.32円 24.54円
東証マザーズ・・・1187.88円 1.73円
米ドル円・・・103.72円 -0.34円
ユーロ/円・・・126.06円 -0.17円
NYダウ・・・30046.37円 47.11円
NASDAQ・・・12377.87円 -27.93円
上海総合・・・3369.12円 21.92円
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