【市況】東京株式(大引け)=103円安と続落、為替の円高進行にも警戒感
11日の東京株式市場で日経平均株価は続落。前日のNYダウが下落したほか、足もとで円高が進行したことも警戒された。
大引けの日経平均株価は前日比103円72銭安の2万6652円52銭。東証1部の売買高概算は12億8218万株。売買代金概算は2兆8820億1800万円となった。株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日で、出来高は膨らんだ。値上がり銘柄数は1396と全体の約64%、値下がり銘柄数は696、変わらずは88銘柄だった。
10日の米株式市場では、NYダウが69ドル安と続落。米追加経済対策の協議が難航していることが嫌気されたほか、米新規失業保険申請件数が予想に比べ増加したことなどが警戒された。この米株安を受け、東京市場も軟調に推移。心理的な節目の2万7000円も意識され利益確定売りが優勢な展開となっている。為替市場では一時1ドル=103円90銭台と円高が進行したことも嫌気された。東証マザーズ指数は3日ぶりに反発するなど中小型株は堅調だった。
【市況】日経平均は続落、SBGなどに利益確定売り、トヨタやエムスリーは高い/相場概況
日経平均は続落。10日の米国市場でNYダウは続落し、69ドル安となった。週間の失業保険申請件数が前週から大幅に増加し、景気回復が停滞するとの懸念が強まった。一方、東京市場では先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買もあり、日経平均は23円安からスタートすると、寄り付き直後に一転して一時26819.41円(前日比63.17円高)まで上昇。さらに朝方26553.01円(同203.23円安)まで下落する場面もあったが、売りが一巡するとマイナス圏でもみ合い、引けにかけてやや下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比103.72円安の26652.52円となった。なお、SQ値は26713.47円。東証1部の売買高は12億8218万株、売買代金は2兆8820億円だった。業種別では、海運業、パルプ・紙、その他金融業が下落率上位だった。一方、空運業、輸送用機器、その他製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の32%、対して値上がり銘柄は64%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、円高進行で利益確定売りが優勢 (12月11日)
1.日経平均は前日比103円安と続落、利益確定売りが優勢の展開に
2.10日のNYダウは69ドル安と軟調、米追加経済対策の難航を警戒
3.為替では一時103円90銭台をつける円高が進行したことも嫌気
4.前日急伸したSBGが安い一方、トヨタや任天堂は人気継続で上昇
5.東証マザーズ指数は3日ぶりに反発、フリーやエヌピーシーが高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは69ドル安と続落した。米追加経済対策の行方を巡る不透明感が強まったほか、週間の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことから景気敏感株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は続落。前日のNYダウが下落したほか、足もとで円高が進行したことも警戒された。
10日の米株式市場では、NYダウが続落。米追加経済対策の協議が難航していることが嫌気されたほか、米新規失業保険申請件数が予想に比べ増加したことなどが警戒された。この米株安を受け、東京市場も軟調に推移。心理的な節目の2万7000円も意識され利益確定売りが優勢な展開となっている。為替市場では一時1ドル=103円90銭台と円高が進行したことも嫌気された。東証マザーズ指数は3日ぶりに反発するなど中小型株は堅調だった。
日経平均・・・26652.52円 -103.72円
TOPIX・・・1782.01円 5.8円
JPX日経400・・・16129.69円 38.29円
日経JASDAQ・・・3696.78円 16.42円
東証マザーズ・・・1186.15円 29.18円
米ドル円・・・104.01円 -0.47円
ユーロ/円・・・126.21円 -0.11円
NYダウ・・・29999.26円 -69.55円
NASDAQ・・・12405.8円 66.85円
上海総合・・・3347.19円 -26.08円
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