【市況】東京株式(大引け)=350円高と4日ぶり急反発、景気回復期待で買い先行
9日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに急反発。新型コロナウイルスのワクチンに対する期待が膨らんだほか、堅調な機械受注などを背景に景気回復を先取る動きも強まった。
大引けの日経平均株価は前日比350円86銭高の2万6817円94銭。東証1部の売買高概算は10億9609万株。売買代金概算は2兆3361億3000万円となった。値上がり銘柄数は1457と全体の約67%、値下がり銘柄数は625、変わらずは97銘柄だった。
8日の米株式市場では、NYダウが前日比104ドル高と反発。英国で新型コロナウイルスに対するワクチン接種が始まったことなどが好感された。また、寄り前に発表された10月機械受注が市場予想を上回ったことから、景気回復観測が台頭。米株価指数先物も堅調に推移するなか、日経平均株価は後場に入り一段と値を上げ2万6800円台を回復して取引を終えた。
【市況】日経平均は4日ぶり反発、英国でのワクチン普及開始や10月機械受注を受けてリスクオン/相場概況
日経平均は4日ぶりに大幅反発。前日の米国株式市場では、米食品医薬品局(FDA)が10日の会合を控え、製薬大手ファイザーが開発する新型コロナワクチンの有効性に良好な見解を示したことで早期のワクチン配布への期待が高まったことが好感された。また、追加経済対策に関する協議進展への期待感も合まって主要株価指数は揃って上昇した。こうした流れに加え、英国で8日から新型コロナワクチンの接種が開始されたことで景気回復期待が一層高まったほか、取引開始前に発表された10月の機械受注統計(内閣府)では、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比17.1%増と市場予想の2.5%を大きく上回ったことが後押し材料となった。日経平均は景気敏感株を中心に買われ、後場に入ってからも上げ幅を拡げ、ほぼ高値引けとなった。
大引けの日経平均は前日比350.86円高の26817.94円となった。東証1部の売買高は10億9609万株、売買代金は2兆3361億円だった。セクター別では、空運業、非鉄金属、海運業、パルプ・紙、機械などが上昇率上位に並んだ。一方、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品、電気・ガス業の3業種のみが下落した。東証1部の値上がり銘柄は66%、対して値下がり銘柄は全体の28%であった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり急反発、ワクチンに対する期待膨らみ買い優勢 (12月9日)
1.日経平均は前日比350円高と4日ぶり急反発、2万6800円台を回復
2.8日のNYダウは104ドル高と反発、新型コロナワクチンに期待強まる
3.寄り前発表の10月機械受注が市場予想を上回り、経済回復観測が浮上
4.株式非公開化に向けた動きを報道されたSBGの株価は後場に入り急騰
5.レノバや岩谷産など環境関連株の一角は利益確定売りが膨らみ軟調に推移
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比104ドル高と反発した。英国でのコロナワクチン接種開始などで経済活動正常化への期待が高まった。
東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに急反発。新型コロナウイルスのワクチンに対する期待が膨らんだほか、堅調な機械受注などを背景に景気回復を先取る動きも強まった。
8日の米株式市場では、NYダウが反発。英国で新型コロナウイルスに対するワクチン接種が始まったことなどが好感された。また、寄り前に発表された10月機械受注が市場予想を上回ったことから、景気回復観測が台頭。米株価指数先物も堅調に推移するなか、日経平均は後場に入り一段と値を上げ2万6800円台を回復して取引を終えた。
日経平均・・・26817.94円 350.86円
TOPIX・・・1779.42円 20.61円
JPX日経400・・・16149.31円 177.16円
日経JASDAQ・・・3687.61円 13.3円
東証マザーズ・・・1170.43円 -16.49円
米ドル円・・・104.14円 0.07円
ユーロ/円・・・126.11円 0.05円
NYダウ・・・30173.88円 104.09円
NASDAQ・・・12582.77円 62.82円
上海総合・・・3371.96円 -38.21円
0コメント