【市況】東京株式(大引け)=80円安、新型コロナ感染拡大を警戒し3日続落
8日の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウが反落したことを受け日経平均は下値を試す展開に。ただ中小型株が強い動きを示し下げ幅は限定的だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比80円36銭安の2万6467円08銭と3日続落。東証1部の売買高概算は10億2991万株、売買代金概算は2兆444億5000万円。値上がり銘柄数は1143、対して値下がり銘柄数は931、変わらずは105銘柄だった。
きょうの東京市場は、新型コロナウイルスの感染者数が世界的に再拡大していることなどを嫌気して日経平均は軟調な展開を強いられた。前日の米国株市場では追加経済対策の早期成立への期待感がやや後退したことを受け、NYダウは安くなったが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は最高値を更新している。これを受けて、目先バリュー株シフトで押し目を形成していた中小型のグロース株が買い直され全体相場の下値を支える形となった。業種別では紙パルプやサービスセクターが買われる一方、空運や医薬品株が売られる展開で、値下がり業種が全体の3分の2を占めたが、個別で見ると値上がり銘柄数は1100を超え、値下がり銘柄数を上回っている。全体売買代金は2兆円台をかろうじてキープしたものの10月27日以来の低水準だった。
【市況】日経平均は3日続落、コロナ懸念も値がさグロース株に買い/相場概況
日経平均は3日続落。7日の米国市場でNYダウは5日ぶりに反落し、148ドル安となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う規制強化、追加経済対策を巡る協議の先行き不透明感などが嫌気され、景気敏感株を中心に売りが出た。本日の日経平均はNYダウが下落した流れを引き継いで167円安からスタートすると、朝方には一時26327.08円(前日比220.36円安)まで下落。ただ、米ハイテク株高を受けて値がさグロース(成長)株を中心に買いも入り、日経平均は下げが一服すると26500円を挟みもみ合う展開となった。
大引けの日経平均は前日比80.36円安の26467.08円となった。東証1部の売買高は10億2991万株、売買代金は2兆0444億円だった。業種別では、空運業、医薬品、その他金融業が下落率上位だった。一方、パルプ・紙、サービス業、海運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の43%、対して値上がり銘柄は52%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気 (12月8日)
1.日経平均は3日続落、朝方から売り優勢も下げ渋る展開に
2.米株市場はNYダウ軟調もナスダック総合指数は連日の最高値
3.中小型株の押し目買い意欲は旺盛で、全体指数を下支える形に
4.値上がり銘柄数が1100を超え、値下がり銘柄数上回る状況
5.全体売買代金は2兆円台キープも10月27日以来の低水準に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比148ドル安と5日ぶりに反落した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限措置に向けた警戒感が膨らんだ。
東京市場では、前日の米国株市場でNYダウが反落したことを受け日経平均株価は下値を試す展開に。ただ中小型株が強い動きを示し下げ幅は限定的だった。
8日の東京市場は、新型コロナウイルスの感染者数が世界的に再拡大していることなどを嫌気して日経平均は軟調な展開を強いられた。前日の米国株市場では追加経済対策の早期成立への期待感がやや後退したことを受け、NYダウは安くなったが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は最高値を更新している。これを受けて、目先バリュー株シフトで押し目を形成していた中小型のグロース株が買い直され全体相場の下値を支える形となった。業種別では紙パルプやサービスセクターが買われる一方、空運や医薬品株が売られる展開で、値下がり業種が全体の3分の2を占めたが、個別で見ると東証1部の値上がり銘柄数は1100を超え、値下がり銘柄数を上回っている。売買代金は2兆円台をかろうじてキープしたものの10月27日以来の低水準だった。
日経平均・・・26467.08円 -80.36円
TOPIX・・・1758.81円 -1.94円
JPX日経400・・・15972.15円 -33.58円
日経JASDAQ・・・3674.31円 23.97円
東証マザーズ・・・1186.92円 16.36円
米ドル円・・・104.08円 -0.04円
ユーロ/円・・・126.09円 -0.11円
NYダウ・・・30069.79円 -148.47円
NASDAQ・・・12519.94円 55.71円
上海総合・・・3410.17円 -6.42円
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