【市況】東京株式(大引け)=96円安と続落、薄商いのなか上値の重い展開
16日の東京株式市場で日経平均株価は続落。週末で積極的な売買は見送られるなか、上値の重い展開が続いた。
大引けの日経平均株価は前日比96円60銭安の2万3410円63銭。東証1部の売買高概算は9億1758万株。売買代金概算は1兆8586億5300万円となった。値上がり銘柄数は469と全体の約21%、値下がり銘柄数は1632、変わらずは77銘柄だった。
前日のNYダウは小幅に3日続落。欧州での新型コロナウイルス感染拡大や米国の追加経済対策への不透明感が売り要因となった。これを受け、東京市場は朝方値を下げて始まったが、売り一巡後は買いが流入し前場は小幅高で取引を終えた。ただ、後場に入り売りが優勢となるなか、一時120円を超える下落となる場面があった。米大統領選が接近し様子見姿勢も強まるなか、売買代金は連日の2兆円割れと低調だった。今期の最終利益が最高益となる見込みを発表したファーストリテイリング<9983>が上場来高値へ急伸したことが日経平均株価の下落幅縮小に寄与した。
【市況】日経平均は続落、後場に入り手仕舞い売り優勢/相場概況
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
日経平均は続落。15日の米国市場でNYダウは小幅に3日続落し、19ドル安となった。欧州を中心に新型コロナウイルス感染者が再拡大していることが懸念される一方、トランプ大統領が追加経済対策で譲歩する姿勢を示し、与野党合意への期待が再燃した。本日の日経平均も28円安と小安くスタートすると、値がさのファーストリテ<9983>が決算を受けて買われたことなどから、小高い水準で前場を折り返した。しかし、後場は日銀による上場投資信託(ETF)買い実施への期待が後退し、週末を前にした手仕舞い売りが優勢となった。
大引けの日経平均は前日比96.60円安の23410.63円となった。東証1部の売買高は9億1758万株、売買代金は1兆8586億円だった。業種別では、陸運業、鉱業、不動産業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは証券と鉄鋼の2業種のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の75%、対して値上がり銘柄は22%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、欧州のコロナ感染拡大などが懸念され売り優勢 (10月16日)
1.日経平均は前日比96円安と続落、上値は重く後場に入り売りが優勢に
2.15日のNYダウは小幅に3日続落、欧州の新型コロナ感染拡大など懸念
3.米大統領選が接近し積極的な売買は手控えられ売買代金は2兆円割れと薄商い
4.今期純利益の最高益見通しを発表したファストリは上場来高値に買われる
5.出前館や農業総研、グッドパッチなど中小型の材料株物色が買い人気となる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比19ドル安と3日続落した。低調な経済指標や欧州での新型コロナウイルス感染再拡大が嫌気された。
東京市場では、日経平均株価は続落。週末で積極的な売買は見送られるなか、上値の重い展開が続いた。
前日のNYダウは小幅に3日続落。欧州での新型コロナウイルス感染拡大や米国の追加経済対策への不透明感が売り要因となった。これを受け、東京市場は朝方値を下げて始まったが、売り一巡後は買いが流入し前場は小幅高で取引を終えた。ただ、後場に入り売りが優勢となるなか、一時120円を超える下落となる場面があった。米大統領選が接近し様子見姿勢も強まるなか、東証1部の売買代金は連日の2兆円割れと低調だった。今期の最終利益が最高益となる見込みを発表したファーストリテイリング<9983>が上場来高値へ急伸したことが日経平均の下落幅縮小に寄与した。
日経平均・・・23410.63円 -96.6円
TOPIX・・・1617.69円 -14.1円
JPX日経400・・・14563.35円 -128.89円
日経JASDAQ・・・3613.29円 -22.71円
東証マザーズ・・・1312.59円 -22.12円
米ドル円・・・105.35円 0.14円
ユーロ/円・・・123.61円 0.13円
NYダウ・・・28494.2円 -19.8円
NASDAQ・・・11713.87円 -54.85円
上海総合・・・3336.35円 4.17円
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